6月26日、県営大宮球場で行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第9回戦は、2対2で引き分けに終わった。
埼玉西武の先発は自身5連勝を狙う武内夏暉投手。立ち上がりは制球が定まらず、先頭から3連打を浴びるなど、2点を失う。しかし以降は持ち前の直球を軸に立て直し、7.2回109球7安打2四球4奪三振2失点(自責点1)の内容でマウンドを降りた。
打線は2回裏、2者連続四球で無死1、2塁の好機を演出すると、外崎修汰選手の三ゴロに失策が絡み、1点を返す。続く鈴木将平選手の二ゴロの間に3塁走者が生還し、無安打で同点に追い付いた。
以降は両軍投手陣が無失点でつなぎ、延長戦へ突入。同点で迎えた10回裏、この回先頭の長谷川信哉選手が四球を選ぶと、犠打などで1死1、2塁とサヨナラの好機を演出する。2死から滝澤夏央選手が左安打を放つも、2塁走者の長谷川選手が走塁死。得点にはつながらなかった。
最終12回裏は1死から長谷川選手が安打で出塁。さらに2死から源田壮亮への申告敬遠で、またも2死1、2塁とサヨナラのチャンスをつくる。ここで移籍後初出場の松原聖弥選手がレフト後方へ大飛球を放つも、五十幡亮汰選手が好捕。最後は好プレーに阻まれ、4時間超えの熱戦は引き分けに終わった。11回表に登板した羽田慎之介投手は、プロ初奪三振を記録している。
一方の北海道日本ハムは、先発の福島蓮投手が6回94球1安打3四球3奪三振2失点(自責点0)の好投。打っては水谷瞬選手が今季4度目の猛打賞をマークしている。
123456789101112 計
日 200000000 000 2
西 020000000 000 2
日 福島蓮-河野竜生-杉浦稔大-田中正義-マーフィー-生田目翼-宮西尚生-山本拓実
西 武内夏暉-ヤン-アブレイユ-松本航-羽田慎之介-本田圭佑
文・輿水佑一郎
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