前半戦で球団新記録を更新する26試合連続無失点を記録
メジャーリーグはオールスターブレイクを経て19日(日本時間20日)から後半戦がスタートする。ナ・リーグ西地区は4チームがプレーオフ争いを演じる混戦模様となっている。米メディアは前半戦の戦いぶりを紹介し、今後の展望を伝えている。ドジャースとナ・リーグ西地区首位を争うダイヤモンドバックスの平野佳寿投手も後半戦のキーマンに挙げられている。
ナ・リーグ西地区の前半戦はドジャースが首位ターンを決めたが4位ジャイアンツとのゲーム差は「4」と混戦模様となっている。18日(同19日)にはマニー・マチャドがドジャースにトレード移籍が決まるなど補強も大詰めを迎えている。地元ラジオ局「アリゾナ・スポーツ」は「マチャドの移籍によりドジャースが優位に」と展望を紹介している。
平野が所属するダイヤモンドバックスは首位ドジャースとのゲーム差を0.5として前半戦を終えた。記事ではAJ・ポロック、スティーブン・ソウザJr、ロビー・レイの3選手が復帰したにも関わらず前半戦最後は6勝8敗と苦しんだことに「不安定なジェットコースターのシーズンは7月に入っても続いた」と紹介している。
チームは得点力のない打線と不安定な先発陣をリリーフ陣がカバーし上位を死守。球団記録を更新する26試合連続無失点を記録した平野は、記録が途絶えた後の成績こそ4回1/3で8失点(自責5)だが「ブルペンのMVPであったヨシヒサ・ヒラノは、歴史的な連続無失点記録を樹立」と称賛している。
ダイヤモンドバックスがプレーオフに進出する条件を「今月、そしてシーズンのテーマは、好不調を繰り返す打順、先発ローテーション、ブルペンである。うまく噛み合うことが、地区優勝を果たすための鍵となるであろう」と指摘している。
平野はここまで46試合に登板し2勝1敗、防御率2.20の成績を残しチームに貢献。リーグ屈指のブルペン陣の一角として後半戦もルーキー右腕の活躍に期待がかかる。
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