9月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対千葉ロッテ第22回戦は、6対2でオリックスが逆転勝利。オリックスの3年連続15回目となるパーソル パ・リーグ優勝が決定した。
先発・山崎福也投手は3回表に連打でピンチを招くと、内野ゴロの間に先制点を献上。5回表にも連打で追加点を許した。「大事なゲームという中で、役割を果たせなかったことが悔しいです」と、4.2回8安打2失点で降板。
打線は千葉ロッテの先発・カスティーヨ投手を打ちあぐねていたが、相手が継投に入った7回裏、2死走者なしの場面から猛反撃を見せる。
ゴンザレス選手の死球と相手の暴投で2死2塁とし、「なんとか食らいついていくことだけ、それだけを考えて打ちました!」と杉本裕太郎選手の適時打で1点を返す。なおも2死1、2塁とチャンスが拡大し、紅林弘太郎選手の適時打で同点に。
さらに野口智哉選手は、「いい当たりではなかったんですが、なんとかいいところに打球が飛んでくれました」と勝ち越し適時打を放つと、中川圭太選手と西野真弘選手の連続適時打で6対2と突き放した。
一気にリードを奪ったオリックスは8回表、宇田川優希投手が2奪三振含む3者凡退で相手の反撃を許さず。9回表に登板した山崎颯一郎投手は、安打は許したが、内野ゴロで2死を奪うと、ラストバッターから空振り三振を奪って試合終了。歓喜に包まれた満員の本拠地で中嶋聡監督が5度、宙に舞った。
敗れた千葉ロッテは、カスティーヨ投手が5.2回3安打無四死球無失点の好投。打線も荻野貴司選手が4安打、岡大海選手が3安打と1・2番が意地を見せたが、悔しい逆転負けを喫した。
123456789 計
ロ 001010000 2
オ 00000060X 6
ロ カスティーヨ-坂本光士郎-●横山陸人-岩下大輝-中森俊介
オ 山崎福也-○小木田敦也-宇田川優希-山崎颯一郎
文・菊地綾子
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