セ首位打者の燕・坂口智隆、広島丸佳浩ら…好成績ながら球宴から漏れている選手は…

Full-Count

2018.7.2(月) 19:10

東京ヤクルト・坂口(左)と福岡ソフトバンク・千賀【写真:荒川祐史、藤浦一都】
東京ヤクルト・坂口(左)と福岡ソフトバンク・千賀【写真:荒川祐史、藤浦一都】

2日に監督選抜選手が発表、残るはプラスワン投票で選出されるセ・パ1人ずつ

日本野球機構(NPB)は2日、「マイナビ オールスターゲーム2018」の監督選抜選手を発表した。ファン投票、選手間投票では1人も選出されていなかったロッテからマイク・ボルシンガー投手、石川歩投手ら5人が選出。セ・リーグでは広島の大瀬良大地投手などが選出され、ファン投票、選手間投票で選ばれた選手とともにオールスター出場選手として発表された。

残す球宴出場選手は、プラスワン投票で選出されるセ・パ両リーグ1人ずつの2選手のみ。プラスワン投票は7月3日から始まる、ファン投票で、2日に発表された出場選手に選ばれていない選手の中から選ばれる。

そこで、ここでは今回決定した出場メンバーから漏れた中で、今季好成績を挙げている選手を紹介していこう。プラスワン投票の参考にしてもらえれば、幸いだ。まずはセ・リーグから。

選出されなかったことが不思議なくらいなのが、東京ヤクルトの坂口智隆外野手と広島の丸佳浩外野手の2人。坂口はここまでリーグトップの打率.339をマークしており、東京ヤクルト打線を引っ張る存在となっている。丸はリーグ3位の打率.331。故障による離脱期間があったものの、リーグ5位の15本塁打も放っている。

広島で言えば、セットアッパーのジャクソンと外野の松山竜平も選出候補だろう。ジャクソンはリーグトップの19ホールドをマークしており、チームへの貢献度は高い。松山はリーグ6位の打率.317をマークしている。また、中日のアルモンテは開幕後しばらく首位打者、打点王に立っていた。ここにきて失速気味ではあるものの、リーグ7位の打率.310、同5位の44打点をマークしている。

福岡ソフトバンクの上林と中村晃は攻守でレベルの高いプレーを披露  

パ・リーグはどうか。福岡ソフトバンクの上林誠知と中村晃の外野手2人が選ばれてもおかしくはなかった。上林はリーグ12位となる打率.278、中村晃は同14位の打率.272。上林は6月だけで9本塁打を放っており、今季は12本塁打39打点。レーザービームでの補殺など守備面でも輝きを見せている。中村晃も攻守両面でレベルの高いプレーを見せている。

最後まで菊池雄星とファン投票1位を争っていた千賀滉大投手も、その1人。ただ、侍ジャパンでの活躍などで人気、知名度は高いが、今季は2度の離脱があり9試合で5勝3敗、防御率3.27と成績は抜けてはいない。石川がチームトップの7勝をマークしているが、監督選抜で選ばれたのはリリーフの加治屋蓮と森唯斗だった。

北海道日本ハムで出場選手から漏れた選手といえば、ニック・マルティネス投手、マイケル・トンキン投手、ブランドン・レアード内野手、大田泰示外野手あたりか。マルティネスは13試合に先発して10試合でクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成、7勝5敗の成績を残しており、上沢直之とともにローテの柱となっている。トンキンは30試合に投げて3勝1敗9ホールド12セーブ、防御率1.86。

大田はリーグ13位の打率.274をマークするだけでなく、リーグ9位の13本塁打を放ち、攻撃的2番打者として好調な北海道日本ハムを牽引している。レアードは打率こそ.232と低いが、リーグ5位の15本塁打を放っており、打率、本塁打、打点全てで、ファン投票で選出された福岡ソフトバンクの松田を上回っている。

監督選抜で5選手が選ばれた千葉ロッテだが、リリーフの松永昂大投手は好成績を残している1人。28試合に投げて、0勝1敗16ホールド、防御率2.00と安定した数字を残している。7人が選ばれた埼玉西武だが、多和田真三郎投手も8勝をマークしている。選出されなかった選手たちは、前半戦の疲れを癒す期間ともなるオールスターブレイク。「プラスワン投票」で最後の1枠に入ってくるのは、誰になるだろうか。

記事提供:Full-Count

記事提供:

Full-Count

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE