2/3回を無失点で25試合連続零封、日本人記録へあと2
29日(日本時間30日)本拠地ジャイアンツ戦で2/3回を無安打無失点とし、25試合連続無失点の球団新記録を打ち立てたダイヤモンドバックス平野佳寿投手。2008年にブランドン・ライオン、2012年にJ.J.プッツが記録した24戦連続無失点を超え、前人未踏の記録に足を踏み入れた日本人右腕について、トーリ・ロブロ監督は「決して偶然なんかじゃない」と大きな信頼を寄せた。地元紙「アリゾナ・リパブリック」が伝えている。
この日、1-2と1点を勝ち越された直後の7回1死二塁でマウンドへ上がった平野は、1人目ジャクソンを6球目スプリットで見逃し三振、続く代打ヘルナンデスを5球目スプリットで中飛に仕留めて無失点とした。
5月5日(同6日)本拠地アストロズ戦で2失点して以来、25試合連続無失点登板を続けている右腕について、試合後ロブロ監督は「数字がすべてを物語っている。準備、そして毎回彼がマウンドに上がる際に持ち合わせている信念と確かなタフさ。これに尽きる」と絶賛。さらに「彼は今とてつもない結果を続けているが、我々全員が楽しませてもらっている。これは決して偶然なんかじゃない。チャレンジに向けて準備万端でマウンドへ上がっている」と、メジャー1年目ながら頼もしい活躍を続ける平野に脱帽した。
日本人メジャー投手としては、2013年に当時レッドソックスだった上原浩治が記録した27試合連続無失点が最長。球団記録を更新しつつ、上原の持つ記録に追いつくことができるか期待したい。
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