今季より登場した福岡ソフトバンクホークスの新マスコット「バリカタ君」。現在ホークスファンにじわじわと浸透中で、ビジターファンのなかには「あれ、なんかブタがいるな……」と気になった方も多いはず。
今回はそんなバリカタ君について、プロフィールはもちろん、球団担当の方にお聞きした誕生の経緯や活動内容、チャームポイントなどをご紹介。これを読めばきっと球場でバリカタ君を探してしまうはず!
魅力はファンとの距離の近さ。コロナ禍以前の観戦環境でファンサービスができるキャラクターを
まず、現在公表されているプロフィールは以下。
・年齢 30歳
・学歴 PayPayドーム学園(夜間学生)卒
・性別 男性
・好きなもの とんこつラーメン、宴会
・特技 応援
少し破天荒な性格で、半分豚・半分人間のバリバリの鷹宴団。「愛のメガ豚ハンマー」で応援魂を注入してくれる、とのこと。
バリカタ君についてお話をうかがったのは、福岡ソフトバンクホークス株式会社マーケティング企画部 稲永大毅さんとブランド戦略室 寺﨑純子さん。
バリカタ君誕生のきっかけは「2023年にホークス球団創設85周年・ドーム開業30周年を迎えるにあたり、周年記念事業の一環として新マスコットキャラクター誕生のアイデアが出たこと」だったという。
また同年は、声出し応援の解禁などコロナ禍以前の観戦環境が戻ってきたシーズンでもあるため「よりお客様の近くでファンサービスができるキャラクターを作りたい」という思いを込め、形にしていった。
こうして生まれたバリカタ君は、現在試合前のグラウンドをはじめ、4回裏「バリカタロックオン」や5回裏などのイニング間演出などに登場しているが、おふたりの思う一番の見所は「コンコースやスタンド席などでのお客様との絡み」。試合前・試合中はコンコースや外周デッキ上を歩き、試合演出より“ファンとの距離の近さが魅力的なキャラクター”としてホークスファンに浸透し始めている。
リーゼントは豚骨ラーメンの麺、耳は鷹の羽根をイメージ、参考キャラはつば九郎!?
ところでなぜ「豚」のキャラクターになったのか。
「見た目のかわいらしさ、福岡らしさを出すため、福岡を代表するソウルフードの豚骨ラーメンから豚のモチーフに決定。ホークスの応援を後押しする立ち位置のキャラクターにしたかったので、応援団として学ランを着用したやんちゃな見た目にしました。リーゼントは豚骨ラーメンの麺、耳は鷹の羽根をイメージして福岡らしさ・ホークスらしさも取り入れています」
キャラクター設定については、ファンに積極的に絡みに行くキャラクターをイメージし、福岡の土地柄と言われる“ちょっぴりやんちゃで破天荒”な性格に。参考にしたキャラクターは、PayPayドームが誕生した30年前に流行っていた「なめ猫」や「ビーバップハイスクール」。また、東京ヤクルトスワローズの「つば九郎」だったという。
バリカタ君のチャームポイントについては
「チャームポイントはつぶらな瞳です。普段はサングラスをかけているので悪そうに見えますが、実はその下にはつぶらな瞳が隠れています。また、手のひらにはハートマークがあります。やんちゃな見た目とは裏腹に心が優しく、いつもホークスを全力で応援しているので、その応援愛を手のひらのハートマークに表しています。さらに、興奮した時だけリーゼントが伸びるので、バリカタ君の伸びたリーゼントを見られる人はラッキーかもしれません」
と、教えてくれた。最後におふたりから読者へ
「今シーズンはバリカタ君がホークスの日本一奪還を全力で応援し、球場を盛り上げます!ちょっぴりやんちゃな見た目ですが、博多ラーメンのように熱いハートとホークスへの愛は誰にも負けない、実は心優しいキャラクターです。皆さんもバリカタ君に会いにぜひPayPayドームへお越しください」
また、バリカタ君本人からは
「ホークスの日本一を目指して、本気(マジ)でみんな応援せんといかんバイ! 応援せんやつは俺が応援魂を注入しちゃるけん、覚悟しいやー。そしてまだ俺に会いに来てないやつは、いつでも待っとーけ球場にきいや。一緒に応援しようや。ヨロシク! 愛羅武勇!」
と、ホークス愛溢れるメッセージをいただいた。PayPayドームに観戦に行く際は、ぜひバリカタ君に会いにいってほしい。
文・池田紗里
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