サヨナラ勝利に繋げる力投、井口監督も「次回が楽しみ」
1か月半ぶりに先発した千葉ロッテ酒居が変身して1軍のマウンドに戻ってきた。17日の巨人戦で6回96球6安打1奪三振1失点と試合を作り、9回のサヨナラ勝ちに繋げた。
4月まで5試合で1勝1敗ながら、防御率は7点台。昨年の夏場過ぎから先発で5勝を挙げたストレートの球威を失っていた。投球フォームの問題からか、直球がシュート回転して打ち込まれるケースが目立ち、4月30日に登録抹消。2軍で走り込み中心のミニキャンプを張り、下半身を強化してきた成果がマウンドにあらわれた。
ストレートのMAXは148キロで、2回無死一塁では阿部を146キロの速球で空振り三振に仕留めるなどキレがあった。5回には亀井、長野の連打で1死二、三塁とされ、8番の吉川尚にスクイズを決められて先制点を奪われたが、最小失点で2番手の大谷にバトンを渡した。
「今日は気合を入れてマウンドに向かった。4月よりも納得のいくボールが投げられた。ファームでやってきたことが出来たかなと思う」と酒居本人が話せば、井口監督も「真っすぐのスピードが戻ってきた。次回が楽しみ」。ローテーション復帰へ、まず一歩を進めた。
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