3月8日に開幕する「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)。3大会ぶりの王者奪還を目指す侍ジャパン30選手からパ・リーグの野手にスポットを当てる。
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「たまらん」守備と俊足が持ち味。獅子のキャプテン・源田壮亮
【選手データ】
1993年2月16日生まれ/2017年埼玉西武ドラフト3位
2022年成績:108試合、打率.266、2本塁打17打点
通算成績:768試合、打率.272、14本塁打222打点
主な獲得タイトル:2017年新人王、2021年盗塁王、2018年~2021年ベストナイン、2018年~2022年ゴールデングラブ賞
東京オリンピックに続いての代表入りとなった源田壮亮選手。球界トップクラスの守備力を誇り、ゴールデングラブ賞は5年連続5度受賞している。守備だけにとどまらず盗塁王の獲得経験もある俊足と、2021年まで5年連続打率.270以上を残してきた打撃も魅力。WBCで華麗な守備を連発し、たまらんプレーで世界の野球ファンを虜にしたい。
WBCでもどすこいを! パ・リーグが誇る長距離砲・山川穂高
【選手データ】
1991年11月23日生まれ/2014年埼玉西武ドラフト2位
2022年成績:129試合、打率.266、41本塁打90打点
通算成績:769試合、打率.256、218本570打点
主な獲得タイトル:2018年~2019年、2022年本塁打王、ベストナイン、2018年MVP、2022年打点王
パ・リーグの誇る長距離砲が、2018年以来5年ぶりの代表入り。昨季は最多本塁打と最多打点の2冠に輝いた山川選手。その魅力は、レフト方向に引っ張り込む豪快な本塁打。初球から振っていく姿勢は相手チームにとっても脅威になるだろう。初のWBCの舞台でも、本塁打を量産し「どすこい」パフォーマンスで日本中をわかせたい。
侍ジャパンの正捕手は俺だ。強肩も魅力 甲斐拓也
【選手データ】
1992年11月5日生まれ/2011年福岡ソフトバンク育成ドラフト6位
2022年成績:130試合、打率.180、1本塁27打点
通算成績:765試合 打率.221、47本塁打203打点
主な獲得タイトル:2017年~2022年ゴールデングラブ賞、2017年、2020年、2022年ベストナイン
鷹の正捕手・甲斐拓也選手が東京オリンピックに続いての代表入り。昨季はバッティングに苦しむも、130試合に出場。強肩も魅力で、昨季の盗塁阻止率はリーグ2位。本大会ではメジャー組とバッテリーを組むことも想定されるが、安定感のある守備とリードで再び侍ジャパンを世界一に導けるか注目だ。
自慢の快足を世界の舞台でも スピードスター・周東佑京
【選手データ】
1996年2月10日生まれ/2018年福岡ソフトバンク育成ドラフト2位
2022年成績:80試合、打率.267、5本塁打15打点
通算成績:355試合、打率.247、10本塁打53打点
主な獲得タイトル:2020年盗塁王
周東佑京選手はWBC初出場。2019年に行われたプレミア12では俊足を武器に見事大会盗塁王を獲得した。2020年には13試合連続盗塁、昨季はリーグ2位の22盗塁などその走力は日本トップクラス。ユーティリティ性も魅力で、守備では内外野をこなせる。初のWBCの舞台でも、持ち味を十分に発揮し、足でここぞの1点をもぎ取る活躍を期待したい。
日本が誇るヒットメーカー 近藤健介
【選手データ】
1993年8月9日生まれ/2012年北海道日本ハムドラフト4位-2023年~福岡ソフトバンク
2022年成績:99試合、打率.302、8本塁打41打点
通算成績:1014試合、打率.307、52本塁打446打点
主な獲得タイトル:2018年、2020年~2021年ベストナイン、2019年~2020年最高出塁率
侍ジャパン常連の近藤健介選手は広角に打ち分ける打撃と選球眼が光る外野手だ。通算打率.307、最高出塁率は2度獲得している。確実な打撃でチャンスメイクし、侍ジャパンのつなぎ役としての期待が高まる。北海道日本ハム時代に監督だった栗山監督を、WBCでも頂点に連れていく。
侍ジャパンでも「ジョーカー」に 牧原大成
【選手データ】
1992年10月15日生まれ/2010年福岡ソフトバンク育成ドラフト5位
2022年成績 120試合、打率.301、6本塁打42打点
通算成績 584試合、打率.270、17本塁打134打点
カブスの鈴木誠也選手に代わって追加招集されたのは、牧原大成選手だ。昨季は内外野こなせるユーティリティ性を武器にブレイク。規定打席には2打席届かなかったが、打率.301と打撃でも結果を出した。鷹のジョーカーから侍のジョーカーへ。世界の舞台でも躍動する。
文・谷島弘紀
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