椋木蓮が“ノーノー未遂”、野口智哉は存在感発揮。パ6球団の2021年指名選手を振り返る【オリックス編】

パ・リーグ インサイト

2022.10.18(火) 08:04

左から椋木蓮投手、野口智哉選手(C)パーソル パ・リーグTV
左から椋木蓮投手、野口智哉選手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月20日(木)に予定されている「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」を前に、パ・リーグ6球団の昨年のドラフトを特集。今回はオリックスの指名選手を振り返る。

即戦力ピッチャーを筆頭に大卒中心の指名。一軍で複数選手が存在感を示した

1位:椋木蓮投手(東北福祉大)
2位:野口智哉内野手(関西大)
3位:福永奨捕手(國學院大)
4位:渡部遼人外野手(慶應義塾大)
5位:池田陵真外野手(大阪桐蔭高)
6位:横山楓投手(セガサミー)
7位:小木田敦也投手(TDK)

育成1位:山中尭之外野手(茨城アストロプラネッツ)
育成2位:園部佳太内野手(福島レッドホープス)
育成3位:大里昴生内野手(東北福祉大)
 
 オリックスは4位まで大卒選手を指名。1位・椋木蓮投手は7月7日の埼玉西武戦でプロ初登板・初先発を果たすと、6回2安打無失点の好投で初勝利を挙げる。さらに同20日の登板では、9回2死までノーヒットの快投を披露。しかしその後は先発を回避するなど思うように投げられず、9月30日にトミー・ジョン手術を受け、10月17日には戦力外を通告された。育成での再契約が見込まれるが、まだ22歳の若き右腕。来季以降の復活に期待したいところだ。

 2位の野口智哉選手は4月19日に「1番・三塁」のスタメンで一軍デビューし、プロ初安打を記録。以降も内外野守れるユーティリティーとして54試合に出場、打率.226をマークした。持ち味である打撃を存分に発揮することはできなかったが、9月22日の千葉ロッテ戦ではプロ初本塁打を放つなど、着実に歩みを進めている。

 捕手の3位・福永奨選手は一軍では5試合の出場にとどまったが、二軍で85試合に出場し経験を積んだ。

 開幕を一軍で迎えた4位・渡部遼人選手は、3月26日の試合でスタメン入りしプロ初出場を果たす。守備では好プレーも見せた一方で、なかなか安打が生まれず、4月下旬に二軍降格。9月に再昇格を果たすと、10日の福岡ソフトバンク戦で待望のプロ初安打を記録した。

 渡部選手と同様、開幕一軍スタートをつかんだ7位の小木田敦也投手。3月26日のプロ初登板から始まり、シーズン中盤は二軍調整も経験しながら16試合で防御率3.14、5ホールドを記録した。特に9月は8試合に登板し、月間防御率1.35という好成績。来季は年間を通じてチームに貢献できるか。

 昨年は即戦力を中心に獲得したオリックス。今年はどのような選手がプロ入りするのか。2022年のプロ野球ドラフト会議は10月20日、17時から行われる。

2021年ドラフト指名選手の選手名鑑をチェック!

文・鈴木優菜

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