千賀滉大が7回途中0封の好投。野村勇に一発が生まれた福岡ソフトバンクが望みつなぐ

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2022.10.14(金) 21:11

福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・千賀滉大投手(C)パーソル パ・リーグTV

 10月14日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの「2022 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3回戦は、3対0で福岡ソフトバンクが勝利した

 福岡ソフトバンクは初回、先頭の三森大貴選手が二塁打を放つと、続く周東佑京選手の犠打に対し田嶋大樹投手が悪送球。ボールが転々とする間に1点を先制した。さらに1死3塁とし、4番・デスパイネ選手。「絶対に追加点をという気持ちだけ」と詰まりながらも外野へ運び、1点を追加した。

 2点の援護をもらった千賀滉大投手は、初回から気合十分の投球。野手も好守で盛り立てる。3回裏には三森選手が2連続でヒット性の当たりをアウトにすると、6回裏は柳田悠岐選手が強肩で進塁阻止。オリックスに得点機を与えず、2対0で試合は終盤へ。

 すると7回表、ポストシーズン初スタメン起用の野村勇選手が本塁打を放ち、貴重な追加点を得る。直後の7回裏には1死2、3塁のピンチを招いたが、3番手・松本裕樹投手が見事な火消し。杉本裕太郎選手、頓宮裕真選手を打ち取り、反撃を許さなかった。

 8回裏は藤井皓哉投手、9回裏はモイネロ投手とつないだ。最終回はエラーでピンチを背負ったものの、最後は杉本選手を併殺に仕留め、3対0で試合終了。2年ぶりの日本シリーズへ望みをつないだ福岡ソフトバンクは、先発の千賀投手が6.0回81球3安打1四球5奪三振無失点。崖っぷちの一戦で貫禄の投球を見せた。

 一方敗れたオリックスは、田嶋大樹投手が6.1回102球7安打3失点の投球内容。初回の失点以降は粘りの投球を見せただけに「最後(7回表・野村選手)のホームランが悔しいです」と唇をかんだ。打線も、好調を維持していた杉本選手が再三の好機で抑えられるなど、鷹投手陣の前に本塁が遠かった。

  123456789 計
ソ 200000100 3
オ 000000000 0

ソ ○千賀滉大-嘉弥真新也-松本裕樹-藤井皓哉-Sモイネロ
オ ●田嶋大樹-本田仁海-黒木優太

文・小野寺穂高

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