パ・リーグは10月2日、レギュラーシーズン全日程を終了。それに伴い、今季の個人タイトルが確定した。
【最優秀防御率投手賞】
山本由伸投手(オリックス)防御率1.68 2年連続3度目
【勝率第一位投手賞】
山本由伸投手(オリックス)勝率.750 2年連続2度目
【最多勝利投手賞】
山本由伸投手(オリックス)15勝 2年連続2度目
【最多奪三振投手賞】
山本由伸投手(オリックス)205奪三振 3年連続3度目
主要4タイトルは今季も山本由伸投手が獲得し、2年連続の4部門受賞はプロ野球史上初の快挙。会見では「監督、コーチや、キャッチャーの若月さん、寅威さんだったりと、いろんな方々と協力してできた事なので、すごくうれしいです!」と喜びを語った。
「今シーズンはいい試合もありましたけど、大量失点してしまう悪い登板も目立ちましたし、やっぱり調子の波が少ない選手が本当のいい選手だと思うので、そういった試合が無いように来シーズンは頑張りたいと思います」。飽くなき向上心でチームを引っ張るエース。ポストシーズンも活躍し、 “叶うべき夢の先” 日本一を目指す。
【最多セーブ投手賞】
松井裕樹投手(東北楽天)32セーブ 3年ぶり2度目
最多セーブ賞には松井裕樹投手が輝いた。「防御率は0点台を目指していましたしセーブ失敗も0を目指していたので成績は納得できるものではなかった」と悔しさもにじませたが、2位の埼玉西武・増田達至投手(31セーブ)との僅差を制し、3年ぶりの受賞。「来シーズンは優勝して、楽天イーグルスファンの方々や、スタッフの皆さんの喜ぶ顔が見たいですね」と来季への意気込みも語った。
【最優秀中継ぎ投手賞】
平良海馬投手(埼玉西武)35HP 初受賞
水上由伸投手(埼玉西武)35HP 初受賞
今季リーグトップのチーム防御率2.75を誇った埼玉西武から、平良海馬投手と水上由伸投手が最優秀中継ぎ投手を獲得。ともに60登板を越えながらも防御率1点台と、大車輪の活躍でチームを最下位からのAクラス入りに導いた。
コメントでは「水上さんが本気を出せば、僕は獲れずに水上さんの単独受賞だったと思います。水上さんの優しさに感謝しています(平良投手)」「平良と一緒に獲れたことが、本当に良かったです。もしオフに受賞式があったら平良と一緒に行けますかね(笑)(水上投手)」と互いの受賞にも触れた両投手。来季も投手陣の柱として、獅子奮迅の活躍に期待したい。
文・丹羽海凪
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