10月1日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの第25回戦は、3対1で埼玉西武が勝利。対戦成績10勝14敗1分で今季の福岡ソフトバンク戦を終えた。
埼玉西武の先発は、松本航投手。初回を3者凡退に抑える立ち上がりをみせると、2回以降は走者を出しながらも、スコアボードに「0」を並べていく。中盤以降は得点圏に走者を背負いながらの投球が続いたが、7回表を3者凡退に抑え、この回でマウンドを降りた。7回92球5安打1四球6奪三振無失点の投球内容で、救援陣に後を託す。
一方の打線は4回裏、1死から源田壮亮選手が安打で出塁。森友哉選手の安打、山川穂高選手の四球で1死満塁から、栗山巧選手が適時打を放ち、先制に成功する。
救援陣は8回表を水上由伸投手、平良海馬投手が無失点でつなぐ。しかし9回表、守護神・増田達至投手が登板するも、柳田悠岐選手に23号ソロを浴び、同点に追い付かれる。
打線は9回裏、無失点に抑えられ、試合は延長戦へ。10回表をスミス投手、11回表を本田圭佑投手が無失点でつなぐ。すると打線は11回裏、2死から森選手が安打で出塁。続く山川選手が、41号2ランを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
勝利した埼玉西武は、投手陣が好投。先発の松本投手が7回無失点、救援陣も力投し、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。水上投手は35HPをマーク。HP数2位の西口直人投手(34HP)が残り1試合のため、自身初タイトル「最優秀中継ぎ」の受賞が確定した。
敗れた福岡ソフトバンクは、打線がつながらず。土壇場で同点に追い付くもあと一本が出ず、勝利して優勝を決められなかった。先発の千賀滉大投手が7回108球3安打4四球9奪三振1失点の力投。打っては、柳田選手が3安打1本塁打1打点の活躍だった。
1234567891011 計
ソ 00000000100 1
西 00010000002X 3
ソ 千賀滉大-甲斐野央-モイネロ-松本裕樹-●藤井皓哉
西 松本航-水上由伸-平良海馬-増田達至-スミス-○本田圭佑
文・谷島弘紀
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