9月27日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天の第24回戦は、6対1で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は則本昂大投手。初回を3者凡退に抑える立ち上がりを見せる。打線は2回表、1死1、3塁とチャンスをつくり、ギッテンス選手の適時打で1点を先制。なおも1死1、3塁の場面で茂木栄五郎選手が犠飛を放ち、追加点を挙げた。
援護を受けた則本投手は2回裏、2死3塁からマッカーシー選手に適時内野安打を許し1点を返される。しかし攻撃陣は、3回表に再び2死2塁と得点圏に走者を進めると、島内宏明選手の適時二塁打ですかさず1点を追加。さらに2死1、2塁の好機で辰己涼介選手にも適時打が生まれ、リードを3点に広げる。
4回表にも2死1、2塁から浅村栄斗選手に適時打が生まれ、5対1と試合の主導権を握った東北楽天。頼もしい援護を受けた則本投手も、5回裏までオリックス打線をわずか2安打に封じる。打っては、7回表にギッテンス選手が今試合2本目となるダメ押しの適時打を放ち、6対1とした。
テンポよく凡打の山を築く則本投手はその後も快投を広げ、9回裏もマウンドへ。先頭打者を山崎剛選手の好守で打ち取ると、最後は吉田正選手を打ち取り、6対1で試合終了。
勝利した東北楽天は、則本投手が9回3安打5奪三振1失点の完投で今季10勝目をマーク。2年連続、通算8度目の2桁勝利となった。打線では、辰己選手が3安打1打点、ギッテンス選手が2安打2打点を記録している。
一方敗れたオリックスは、先発の宮城大弥投手が2.2回5安打3奪三振4失点と試合をつくれず。「大事なゲームなのに申し訳ないです」と唇を噛んだ。また打線も3安打と散発に終わり、痛い敗戦となった。
123456789 計
楽 022100100 6
オ 010000000 1
楽 ○則本昂大
オ ●宮城大弥-比嘉幹貴-本田仁海-宇田川優希-山崎颯一郎-ワゲスパック-平野佳寿
文・村井幸太郎
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