パ・リーグの首位打者争いはどのような結末を迎えるのか。
9月9日時点で打率トップに立っているのは北海道日本ハムの松本剛選手。打率.349で2位・吉田正尚選手の打率.319に3分差と、順調にいけば初のタイトル獲得はほぼ確実だ。
ただ、松本剛選手は骨折で7月後半から約1カ月離脱しており、現在の打席数は「401」で、シーズンの規定打席まで残り「42」。対して吉田正選手は現時点で442打席に立っており、規定到達は確実。松本剛選手は、ケガはもちろん、新型コロナウイルスの影響による離脱があれば、規定打席に到達できないこともあるだろう。
しかし規定打席に満たない場合でも、不足打席分を打数に加算して打率を算出、最高打率となった場合は首位打者となる規則から、俗に言う「認定首位打者」になる可能性も。
現時点の成績で算出すると、松本剛選手が打率.313「125安打/(358打数+不足打席数42)」。対して吉田正選手は打率.318「114安打/(357打数+不足打席数1)」となる。順当にいけば松本剛選手が打率1位となるが、離脱を考慮すれば、未だ誰が首位打者に輝くかわからない状況だ。
3位以降は島内宏明選手(.309)、4位・中川圭太選手(.302)5位・今宮健太選手(.298)と後をつけている。なかでも中川圭選手は、現在367打数と打数が少なく打率が上がりやすいだけに、安打を量産すれば上位3選手を捉えることもあるかもしれない。
一度記録した数字が減らない本塁打や打点とは違い、日々変動する打率。打席ごとに一喜一憂する首位打者争いを制するのは、どの選手になるだろうか。
文・東海林諒平
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