【ファーム】投手陣が被安打20で9失点。山田遥楓の同点打も延長の末に埼玉西武が敗戦

パ・リーグ インサイト

2022.9.3(土) 18:00

埼玉西武ライオンズ・山田遥楓選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山田遥楓選手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月3日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武と東京ヤクルトのイースタン・リーグ公式戦、第16回戦は、延長の末に6対9で埼玉西武が敗れた。

 埼玉西武の先発は、今季支配下登録を勝ち取った2年目の赤上優人投手。5回まで毎回安打を許し、2回以降は毎回得点圏に走者を背負うも、粘りのピッチングで無失点に抑える。

 打線は4回裏、四球と安打などで1死1、3塁のチャンスをつくると、相手の失策で先制点を挙げる。なおも1死1、2塁から齊藤誠人選手に適時打、続く川野涼多選手には犠飛が生まれ、3対0に。5回裏にも相手失策で1点を追加し、点差を4点に広げる。

 しかし赤上投手は6回表、2死1、2塁から中山翔太選手、松井聖選手に連続適時打を浴びて3失点。なおも2死2塁でマウンドを佐野泰雄投手に譲った。佐野投手は後続を打ち取りリードを守ると、7回表は佐々木健投手が走者を背負いながらも無失点に抑える。

 このまま逃げ切りたいところだったが、8回表に大曲錬投手が1死から3連打を浴びて逆転を許すと、暴投でさらに1点を献上し、スコアは4対6に。それでも打線は8回裏、コドラド選手の適時打で1点差に迫る。9回表は平良海馬投手が2三振含む3者凡退と圧巻のピッチングを見せると、9回裏は山田遥楓選手に適時打が生まれ、土壇場で同点に追い付いた。
 
 しかし10回表、6番手の出井敏博投手が1死満塁とすると、代打・川端慎吾選手に勝ち越しの適時打を浴びる。さらに味方の失策と押し出し四球で2点を失い、3点差に。10回裏は2死から長谷川信哉選手がヒットで出塁するも、最後は高木渉選手が内野ゴロに倒れて6対9で試合終了。

 埼玉西武は6人の投手陣が被安打20、4四球と大荒れの内容。打線は終盤に追い付く粘りを見せたものの、守備では計4失策と精彩を欠いた。齊藤誠選手がチーム唯一のマルチ安打を記録している。

  12345678910 計
ヤ 0000030303 9
西 0003100110 6

ヤ 金久保優斗-寺島成輝-杉山晃基-長谷川宙輝-柴田大地-○山本大貴-S星知弥
西 赤上優人-佐野泰雄-佐々木健-大曲錬-平良海馬-●出井敏博

文・波多野瞭平

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