8月27日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと東北楽天の第22回戦は、11対3で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は、田中将大投手。初回を3者凡退に打ち取ると、ストライク先行の投球でスコアボードに「0」を並べていく。中盤以降は毎回のように走者を背負いながらのピッチングも、リードは渡さず。7回99球8安打無四死球5奪三振3失点の投球内容で、救援陣に後を託した。
打線は1回表、先頭の西川遥輝選手が内野安打でいきなり出塁する。ここで小深田大翔選手が適時三塁打を放ち、先制に成功。続く浅村栄斗選手には犠飛が生まれ、2対0とした。さらに2回表、オコエ瑠偉選手と渡邊佳明選手の連打と四球で無死満塁の好機をつくる。1死を取られるも、小深田選手が犠飛を放ち、1点を追加した。
東北楽天打線は、中盤も勢いが止まらない。4回表には、1死2、3塁から浅村選手の適時打で1点を追加。島内宏明選手が安打でつなぎ1死満塁とすると、ギッテンス選手、鈴木大地選手の連続適時打で6対0とする。なおも2死満塁から、渡邊佳明選手、炭谷銀仁朗選手の適時打で、さらに3点を追加した。
打線は終盤も得点を重ねる。7回表には、島内選手の適時打で1点を追加。8回表には、鈴木大地選手にライトへの5号ソロが生まれ、11対3とさらに突き放した。後を託された救援陣は、8回裏を酒居知史投手が3者凡退に抑えると、最終9回裏は、安樂智大投手がマウンドへ。3者凡退に切って取り。試合を締めた。
勝利した東北楽天は、打線が爆発。先発全員安打の17安打で、11得点を奪う猛攻をみせた。島内選手が4安打1打点、鈴木選手が本塁打を含む2安打2打点の活躍。ギッテンス選手が来日初打点を記録している。投げては、田中投手が7回3失点の力投を披露した。
敗れた千葉ロッテは投手陣が乱調。先発のロメロ投手が3.1回64球6安打3四球1奪三振5失点の投球内容と、悔しさの残るマウンドになった。安田尚憲選手が4号2ランを含む2安打3打点の活躍だった。
123456789 計
楽 210600110 11
ロ 000102000 3
楽 ○田中将大-酒居知史-安樂智大
ロ ●ロメロ-田中靖洋-岩下大輝-東條大樹-佐々木千隼-廣畑敦也
文・谷島弘紀
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