8月23日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦、第18回戦は8対5で埼玉西武が勝利。

　先発の十亀剣投手は1回表、西川僚祐選手の適時打で先制を許す。しかし打線も1回裏、相手先発の佐藤奨真投手から高木渉選手が11号2ランを放ち、すぐさま逆転に成功した。さらに5回裏、滝澤夏央選手の公式戦初本塁打となる1号ソロでリードを広げる。

　十亀投手は5回まで2安打1失点と好投を続けていたが、6回表に先頭の山本大斗選手の10号ソロを浴びると、角中勝也選手の適時打で同点に。なおも無死1塁から、福田秀平選手の8号2ランで勝ち越されてしまった。

　7回裏にはジョセフ選手が四球と盗塁で2死2塁とチャンスメイクし、滝澤選手の内野安打に相手失策が絡んで1点差に詰め寄る。1点ビハインドのまま迎えた9回裏、2死3塁として打席には代打・コドラド選手。遊撃手の横を抜ける鋭い当たりで、同点に追い付いた。

　続く1、3塁の好機は生かしきれず、試合は延長戦へ。9回表から登板していた田村伊知郎投手が11回まで無失点に抑えると、11回裏には山野辺翔選手の三塁打などで無死1、3塁と好機を演出する。ここでコドラド選手にライトへのサヨナラ3ランが生まれ、試合終了。

　勝利した埼玉西武は、コドラド選手が同点打にサヨナラ弾と大活躍。滝澤選手は公式戦初本塁打含む3安打を放った。投手陣は十亀投手が6回につかまり逆転されるも、リリーフ陣が無失点リレーで立て直した。

　一方敗れた千葉ロッテは、先発の佐藤奨投手が7回5安打4失点（自責点3）。打線は福田秀選手の2戦連発となる8号2ランなどで逆転するも、最終盤に救援陣が粘り切れなかった。

　 １２３４５６７８９1011　 計
ロ １００００４０００００　 ５
西 ２０００１０１０１０３Ｘ ８

ロ 佐藤奨真-中村稔弥-土居豪人-成田翔-●小沼健太
西 十亀剣-大曲錬-佐野泰雄-○田村伊知郎

文・丹羽海凪

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