8月21日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第20回戦は、1対0で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発・藤平尚真投手は初回、2つの三振と内野ゴロで相手打線を3者凡退に抑える。2回以降も三振の山を築き、走者を出しながらも2塁を踏ませない投球を披露。中盤も安定した投球を続けるも、6回表に四球などで1死1塁となったところでマウンドを降りた。5.1回83球1安打2四球7奪三振無失点の投球内容で、救援陣に後を託す。
一方の打線は、相手先発・小島和哉投手を前に打線がつながらない。4回裏には、先頭の銀次選手が安打で出塁するも、後続が打ち取られ無得点。好投を続ける藤平投手を援護できない状況が続く。
しかし5回裏、オコエ瑠偉選手の安打と鈴木大地選手の犠打で、1死2塁とこの試合初めて得点圏に走者を置く。この後、四球などで2死1、2塁とし、小深田大翔選手が適時二塁打を放ち、先制に成功した。
後を託された救援陣は、6回表途中から宮森智志投手が登板し無失点に抑えると、7回表を宋家豪投手、8回表を西口直人投手が無失点リレーでつなぐ。最終9回表は守護神・松井裕樹投手が3者凡退に切って取り、試合を締めた。
勝利した東北楽天は投手陣が好投。先発の藤平投手が6回途中無失点の力投で試合をつくると、救援陣もわずか1点のリードを守り切り、勝利をつかみとった。打っては、小深田選手が2安打1打点、岡島豪郎選手とオコエ選手も2安打の活躍で打線をけん引した。
敗れた千葉ロッテは、打線がわずか1安打と沈黙。先発の小島和哉投手が6回90球7安打2四球4奪三振1失点の力投も、援護することができなかった。2番手で登板した唐川侑己投手、3番手で登板したゲレーロ投手が、1イニングを3者凡退に抑える好投を披露した。
123456789 計
ロ 000000000 0
楽 00001000X 1
ロ ●小島和哉-唐川侑己-ゲレーロ
楽 ○藤平尚真-宮森智志-宋家豪-西口直人-S松井裕樹
文・谷島弘紀
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