◇北海道日本ハム対東北楽天 第19回戦(18日・札幌ドーム)
東北楽天の釜田佳直投手が2019年4月21日のオリックス戦以来となる、自身3年ぶりの白星へ向け、5回無失点の好投を披露した。
ここ2年勝ち星がなく、結果が欲しい今季初登板でも落ち着いていた。初回、1死1塁からは好調の近藤健介選手を併殺打に打ち取ると、2回裏は3者凡退と安定した立ち上がりを見せる。バックを守る12年同期入団の先輩にも助けられた。打っては、島内宏明選手と岡島豪郎選手の連続長打で先制点をもらう。守備でも島内選手の好捕や、4回裏には同点を阻止する岡島選手の好返球でリードを守った。
5回裏は2死満塁のピンチを招いたが、入団時から指導を受けてきた小山伸一郎投手コーチがマウンドに向かい、一呼吸。打率リーグトップの松本剛選手をサードゴロに打ち取り、勝ち投手の権利をつかんだ。
釜田投手は11年ドラフト2位で東北楽天に入団。1年目には7勝をマークする活躍も、右肘の故障に苦しみ登板数が減少していた。11年目の今季はファームで19試合に登板し、1勝2敗、防御率2.48の成績。瀧中瞭太投手の新型コロナウイルス陽性判定などで、一軍先発の機会が巡ってきた。
◇釜田佳直投手 コメント
「調子は、良くもなく、悪くもなくという感じですね。とにかく、銀仁朗さんのミットを目がけて投げました。今日は本当に野手の皆さんのおかげですね。特に、レフトとライトの同期入団の先輩たちには助けられました。最後の方は少し投げ急いでしまったので、それが次回までの課題です。なんとか試合を作れて良かったです。あとはチームが勝つように、しっかり応援したいと思います。(ホッ)」
文・小野寺穂高
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