2019年に埼玉西武に移籍、今季からは投手コーチも兼任していた
埼玉西武は16日、内海哲也投手が今季限りで現役を引退すると発表した。巨人時代の2011年から2年連続で最多勝を獲得するなどプロ通算135勝。40歳の元左腕エースが19年間のマウンド人生に幕を下ろす。9月のベルーナドームでの主催試合で引退セレモニーを行う予定。
2003年ドラフトの自由獲得枠で東京ガスから巨人に入団。3年目の2006年に12勝を挙げて頭角を現し、18勝の2011年と15勝の2012年に最多勝に輝いた。日本一になった2012年には日本シリーズMVPを獲得した。
2013年に13勝を挙げて以降は度重なる故障に泣かされ、2018年オフには炭谷銀仁朗捕手をFAで獲得した人的補償で埼玉西武に移籍。2019年は1軍登板なく、2020年9月に移籍後初勝利を挙げた。今季からは投手コーチも兼任。1軍では2試合に先発して0勝1敗、防御率3.72だった。
内海が球団を通して発表して発表したコメントは以下の通り。
このたび、今シーズン限りで現役を引退することを決断しました。今の気持ちは「やりきりました」の一言です。
19年という長きにわたってご声援を送っていただきましたファンの皆さま、支えてくださった関係の皆さまに心から感謝申しあげます。
振り返りますと、リーグ優勝や日本一になることができ心から喜んだこと、ライオンズに移籍した2019シーズンは一度も1軍のマウンドに上がれず悔しい思いをしたこと、今シーズンは目標にしていた2000投球回数を達成できたこと、新たに投手コーチとして投手の育成に微力ながら携われたことなど、いろいろなことがありました。
すべてがいい思い出で、本当に幸せな野球人生を送らせてもらいました。
来月には記者会見を行い、その場で感謝の言葉を直接お伝えしたいと考えています。19年間本当にありがとうございました。
(Full-Count編集部)
記事提供: