◇東北楽天対埼玉西武 第18回戦(12日・楽天生命パーク宮城)
埼玉西武の中村剛也選手がプロ野球史上14人目となる通算450本塁打を放ち、同時に通算1000得点も達成した。
両軍無得点で迎えた2回表の第1打席、元チームメイトでもある相手先発・岸孝之投手の直球を捉えると、打球はレフトスタンド中段へ。自身通算1000得点ともなるメモリアルアーチで先発の今井達也投手を援護した。
中村選手は大阪桐蔭高校から2001年ドラフト2位で西武ライオンズに入団。ここまで21年間、6度の最多本塁打タイトルを獲得するなど、ライオンズ一筋で記録を積み重ねてきた。試合前の打率は.181と、今季はやや出遅れながらも、この一発で8月は4本目。3年ぶりのリーグ制覇へ、ベテランの終盤での活躍に期待したい。
◇中村選手 コメント
「打ったのは真っすぐです。打てて良かったです。(450号について)400号を打ってから、なかなかホームランを打てなかったんですけど、少し時間がかかりましたが今日450本目を打てて良かったです」
◇中村選手 本塁打の足あと
初本塁打 2004年7月24日 近鉄戦
100本塁打 2009年5月13日 オリックス戦
150本塁打 2010年9月4日 東北楽天戦
200本塁打 2011年9月19日 北海道日本ハム戦
250本塁打 2014年6月13日 広島戦
300本塁打 2015年7月24日 北海道日本ハム戦
350本塁打 2017年7月19日 福岡ソフトバンク戦
400本塁打 2019年7月19日 オリックス戦
文・小野寺穂高
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