「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。
第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍の注目選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに
8月第2月曜日の今日は、ファームで奮闘する35歳以上の“ベテラン”を特集。シーズン終盤戦へ向け、今こそ彼らの経験が必要とされる時期ともなる。再起を果たし、後半戦のキーマンとなれるか。最近の成績をチェックしていこう。
【イ・リーグ投手】金子千尋投手(北海道日本ハム)
イ・リーグ投手からは、返り咲きを誓う金子千尋投手をピックアップ。金子投手は18年目の今季、5月に一軍昇格を果たすと、同月11日のオリックス戦では5回1失点の好投で1勝目をマークした。しかし22日の登板を最後に登録抹消。以降は二軍での調整を続けている。
一方、二軍では9試合に登板し、防御率2.77。7月9日の東北楽天戦では6回4安打3失点(被本2)の投球内容でチームトップ、イ・リーグ全体でも2位となる5勝目をマークした。あとは一軍のマウンドで結果を残すのみ。シーズン終盤の登板に期待したい。
【イ・リーグ打者】川島慶三選手(東北楽天)
東北楽天の川島慶三選手は、6月11日の巨人戦では移籍後初本塁打を放つなど、精神的支柱としてだけでなくプレーでもチームに貢献。その一方でここまで一軍の打撃成績は.136と低迷しており、先月末には「特例2022」で登録抹消された。
8月に入ってからは体調も回復し、二軍では3日の試合で復帰を果たした。まだ快音は生まれていないが、川島選手の経験値と勝負強さはシーズン終盤にかけて必要となってくるだろう。
【ウ・リーグ投手】増井浩俊投手(オリックス)
オリックスの増井浩俊投手は、今季プロ13年目を迎える。ここまでは「12球団勝利&セーブ&ホールド」がかかった東京ヤクルト戦(6月9日)のみに先発し、以降は二軍での登板が続いている。
ファームではここまで、10試合に登板し1勝3敗、防御率6.91の投球内容。直近では8月3日の福岡ソフトバンク戦で2回7失点など、思うような結果は残せていないが、投球回はチーム2位タイの43回。決して試合から遠ざかっているわけではないため、今後の巻き返しと一軍での活躍に期待しよう。
【ウ・リーグ打者】明石健志選手(福岡ソフトバンク)
ウ・リーグ打者からは明石健志選手に注目。6月24日、通算1000試合出場を達成した明石選手は、プロ19年“鷹一筋”でプレーしてきた。今季はここまで一軍で16試合に出場。19打数2安打、打率.105と不本意な結果に終わり、二軍に降格した。
ファームでは35試合に出場し、75打数22安打、打率.293と3割に迫る活躍を見せている。ここ数試合は安打から遠ざかっているが、2日のオリックス戦ではマルチ安打を放ち勝利に貢献。終盤の上位争いへ向け、ベテランの力が必要になるときが来るはずだ。
今週のパ・リーグ見どころ
先週は、首位で迎えた埼玉西武が2試合連続サヨナラ本塁打で勝利を収めるなど、首位争いから頭一つ飛び出した。後を走る福岡ソフトバンクと東北楽天の対戦カードでは、2勝1敗と福岡ソフトバンクが勝ち越し、0.5ゲーム差で2位に。一方、千葉ロッテは3カード連続で負け越しとなり、4位のオリックスとは2.5ゲーム差と離された。
今週は首位の埼玉西武が北海道日本ハム、東北楽天とビジター6連戦。3位・東北楽天は埼玉西武とのカードまでにゲーム差を縮めておきたいところだ。一方、上位を狙うオリックスは東北楽天、福岡ソフトバンクと対戦を予定。2位から4位は1ゲーム差であり、勝敗によって大きく順位も変わりうるだろう。熱戦が続くパ・リーグに、今週も要注目だ。
文・小野寺穂高
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