8月3日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第16回戦は、5対4で東北楽天が勝利。中盤の集中打で試合をひっくり返し、同率2位に浮上した。

　東北楽天は辛島航投手が先発。初回、先頭打者から3連打を浴びるなどして2点を失う苦しい立ち上がりとなる。しかし直後の1回裏、2死2塁から4番・島内宏明選手の適時打ですぐさま1点差に詰め寄った。

　2回からは立て直して無失点投球を見せていた辛島投手だったが、4回表にも適時打を許し、追加点を献上。最終的に、5回93球8安打2奪三振3失点の内容でリードを許したまま降板となった。

　2点を追う東北楽天は6回裏、1死2塁から西川遥輝選手の適時打で反撃ののろしを上げる。小深田大翔選手、浅村栄斗選手の安打で満塁にチャンスを広げると、島内選手の2点適時打で逆転に成功。さらにこの回、押し出し四球でも1点を追加した。

　8回表、西口直人投手が中村奨吾選手に2試合連続となる一発を許し、1点差に迫られる。しかし、9回表を松井裕樹投手が3三振で締め、5対4のまま試合終了。

　勝利した東北楽天は、6回表に登板した酒居知史投手が今季初勝利。1イニング2奪三振の好救援で、味方の反撃を呼び込んだ。一方敗れた千葉ロッテは、先発の佐々木朗希投手が5.1回86球8安打5奪三振5失点。6回裏に一挙5安打を浴びて逆転を許し、今季2敗目を喫した。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ２００１０００１０ ４
楽 １００００４００Ｘ ５

ロ ●佐々木朗希-廣畑敦也-八木彬-唐川侑己
楽 辛島航-○酒居知史-宋家豪-西口直人-S松井裕樹

文・吉村穂乃香

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