7月29日、北海道日本ハム・北浦竜次投手と埼玉西武・水上由伸投手の若き投手2人がプロ初セーブを記録した。
◇北海道日本ハム対東北楽天 第14回戦(楽天生命パーク宮城)
2対1と、北海道日本ハムが1点をリードする9回裏。最初にマウンドに上がった北山亘基投手が1死を奪うと、浅村栄斗選手を迎えたところで北浦投手にスイッチ。浅村選手からは三振を奪ったが、続く島内宏明選手に安打を許すなど、2死1、2塁のピンチを招く。しかし最後は中島卓也選手の好守にも助けられ、3アウト目をつかみとり試合を締めた。
プロ5年目にして初セーブとなった北浦投手は今季、前半戦の最終盤から一軍入り。9回裏1死、右の強打者に対するところからの登板という“BIGBOSS流采配”に応えた。一軍では2019年の6登板が最多と、思うような結果を残せていなかったが、新体制のもと飛躍の年となるか。
◇福岡ソフトバンク対埼玉西武 第12回戦(PayPayドーム)
新型コロナウイルス感染により守護神の増田達至投手を欠くなか、埼玉西武は3点リードの9回裏を水上由伸投手に託した。先頭のグラシアル選手をフライに打ち取ると、続く今宮健太選手からは空振り三振を奪い2アウト。最後は柳町達選手も空振り三振に抑え、プロ初セーブをつかんだ。
水上投手は1年目の昨季、初登板から17試合連続無失点投球を記録するなど鮮烈デビュー。今季は主にセットアッパーとして40試合に登板し、22ホールドを挙げていた。
文・小野寺穂高
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