7月22日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第15回戦は、9対4で埼玉西武が勝利。
埼玉西武は1回裏、先頭の鈴木将平選手が敵失策により出塁すると、源田壮亮選手が犠打を決めて1死3塁に。続く森友哉選手が、「ピンチを凌いだあと、先制できたので良かった」と振り返る適時打で先制に成功すると、なおも続く好機に愛斗選手の適時打で1点を追加した。
2回裏には、川越誠司選手の二塁打などで1死3塁とし、鈴木選手の適時打、森選手の2打席連続となる適時打で2得点。3回裏も勢いは止まらず、愛斗選手、川越選手の安打などで2死満塁の好機をつくると、鈴木選手の押し出し四球で5対0と点差を広げた。
先発の渡邉勇太朗投手は、5回まで毎回走者を背負いながらも、得点は許さず。しかし6回裏、島内宏明選手、鈴木大地選手に連打を浴びて無死1、2塁とピンチを招くと、ここでベンチが動き、5回5安打2失点でマウンドを降りた。
後を受けた佐々木健投手だったが、茂木栄五郎選手に適時打を浴びると、続く岡島豪郎選手の適時三塁打でさらに2点を失う。さらには川島慶三選手の内野ゴロの間に1点差に詰め寄られた。
追加点を取りたい7回裏、打線が動く。森選手、山川穂高選手の連打で無死1、3塁。3回以来となる得点圏に走者を置くと、ジャンセン選手の適時打で貴重な1点を追加。8回裏には、森選手の適時二塁打、呉念庭選手、ジャンセン選手の適時打で点差を5点に広げ、試合を決定付けた。最終9回表はボー・タカハシ投手が3者凡退に抑え、9対4で試合終了。
勝利した埼玉西武は、先発の渡邉投手が5.0回91球5安打3奪三振3四球2失点。毎イニング走者を出すも、落ち着いた投球で試合をつくり、今季初勝利を手にした。打線は3試合ぶりにスタメン復帰した森選手が5打数4安打の活躍。序盤、終盤と打線がつながり、15安打9得点と勝利を手繰り寄せた。
一方敗れた東北楽天は、先発の則本昂大投手が、5回86球8安打3奪三振3四死球5失点と、制球が定まらず、序盤から埼玉西武打線に大量失点を喫する結果に。打線は計10安打、6回には1点差に詰め寄るも、及ばなかった。
123456789 計
楽 000004000 4
西 22100013X 9
楽 ●則本昂大- 宋家豪-西口直人-安樂智大-津留崎大成
西 ○渡邉勇太朗-佐々木健-森脇亮介-本田圭佑-ボー・タカハシ
文・鈴木優菜
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