7月9日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第13回戦は、6対3で埼玉西武が勝利。中盤以降は救援陣が粘りの投球でつなぎ、終盤に勝ち越して2位浮上となった。
埼玉西武の先発・スミス投手は、初回から2失点。3回表に源田壮亮選手の三塁打を皮切りに1点を返すも、直後の3回裏に1点を失い、再び点差を広げられてしまう。しかし5回表、この回先頭の長谷川信哉選手にうれしいプロ初安打が生まれる。さらに盗塁で2死2塁とすると、ジャンセン選手の2号2ランで同点に追い付いた。
5回裏のマウンドに上がったスミス投手だったが、5球目を投げたところで違和感を訴え降板。途中から緊急登板となった本田圭佑投手がこの回を抑え、6回裏もピンチを背負いながら無失点でしのいだ。
7回裏は水上由伸投手がつなぐと、8回表に安打などで1死1、2塁の好機をつくる。ここで打席に入った長谷川選手がライト前へ打球を運び、2塁走者・熊代聖人選手が一気に本塁へ突入。一時アウトも、リクエストの結果セーフとなって勝ち越しに成功する。さらに源田選手が2点適時三塁打を放ち、6対3とした。
3点リードで迎えた8回裏、平良海馬投手が3連打で無死満塁のピンチを招くも、なんとか無失点に抑える。9回裏は増田達至投手が締め、試合終了。勝利した埼玉西武は源田選手が4安打2打点の活躍で2位に浮上。2年目・長谷川選手はプロ初安打、盗塁、勝ち越しの適時打と初づくしの一日となった。
一方敗れた東北楽天は、先発・辛島航投手が5回6安打3失点の内容。細かい継投でつなぐも、5番手・鈴木翔天投手が3失点と誤算だった。打線は島内選手が3安打、銀次選手、山崎剛選手が2安打を放ったが、終盤の好機にあと一本が出ず。連敗で3位転落となった。
123456789 計
西 001020030 6
楽 201000000 3
西 スミス-本田圭佑-○水上由伸-平良海馬-S増田達至
楽 辛島航-渡邊佑樹-森原康平-西口直人-●鈴木翔天-福山博之-西垣雅矢
文・丹羽海凪
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