代打・山口航輝が決勝3ラン! 千葉ロッテが鮮やかな逆転劇でカード初戦を制す

パ・リーグ インサイト

2022.6.7(火) 21:17

千葉ロッテマリーンズ・山口航輝選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・山口航輝選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月7日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと中日の「日本生命セ・パ交流戦2022」第1回戦は、6対2で千葉ロッテが逆転勝利を収めた。

 千葉ロッテの先発は、石川歩投手。2回表に無死満塁のピンチを背負ったが、三ツ俣大樹選手を一ゴロ、岡林勇希選手を併殺打に打ち取り無失点でこの窮地を切り抜けた。

 3回表、4回表をともに3人で終えるなど、石川投手が徐々に調子を上げていく一方、打線は相手先発・小笠原慎之介投手の前に苦しみ、援護することができない。6回表には石川投手が連続二塁打を浴び、先制点を奪われた。さらにこの回、鵜飼航丞選手にも適時打を許し、0対2とされる。

 しかし6回裏、打線がすぐさま反撃する。1死から中村奨吾選手、佐藤都志也選手の安打で1、2塁と好機をつくると、レアード選手が打ち取られ2死となった場面で、打席には代打・山口航輝選手。高々と舞い上がった打球は、そのままスタンドへと届く逆転3ランとなった。

 試合をひっくり返した直後の7回表、1死3塁とされたところで石川投手は降板。代わってマウンドへ上がった東條大樹投手が2者連続三振を奪う好救援で1点リードを守る。8回裏には、2死満塁からエチェバリア選手が走者一掃の適時二塁打を放ち、点差を4点に広げた。9回表は西野勇士投手が締め、6対2で試合終了。

 千葉ロッテは、先発の石川投手が6.1回108球11安打1四球2失点。本調子ではないながらも粘り強く投げ続け、今季5勝目を手にしている。打線も序盤は相手先発を攻めあぐねたが、山口選手の一振りで流れを変えた。

  123456789 計
中 000002000 2
ロ 00000303X 6

中 ●小笠原慎之介-田島慎二
ロ ○石川歩-東條大樹-ゲレーロ-西野勇士

文・吉村穂乃香

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