5月4日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の第8回戦は、5対1で東北楽天が勝利。今カード勝ち越し、引き分けを挟んで6連勝を決めた。
東北楽天は3回表、1死から8番・辰己涼介選手がチーム初安打で出塁。さらに2盗を決めて好機を演出すると、2死2塁から1番・西川遥輝選手が適時三塁打を放ち、先制に成功する。続く2番・小深田大翔選手の適時打で追加点を挙げると、なおも2死1、2塁からは4番・島内宏明選手にレフトへの適時二塁打が飛び出し、この回4得点を奪った。
東北楽天の先発・涌井秀章投手は直球と変化球のコンビネーションを武器に、3回まで1安打に抑え込む。4回裏には無死2塁、6回裏には無死3塁のピンチを背負いながらも無失点で切り抜けるなど、中盤からは要所を締める投球を披露する。
涌井投手は終盤に差し掛かった7回裏、1死からヌニエス選手に来日第1号となるソロ本塁打を被弾。それでも後続を打ち取り、8回裏を3者凡退でしのぐと、直後の9回表に打線が奮起。1死満塁から3番・浅村栄斗選手に適時打が生まれ、3回表以来となる貴重な追加点を奪った。
涌井投手はリードを4点に広げて迎えた最終9回裏もマウンドへ。2死から淺間大基選手に二塁打を浴びるも、最後はヌニエス選手から空振り三振を奪い、5対1で試合終了。
勝利した東北楽天は先発の涌井投手が9回114球5安打6奪三振1失点の内容で2020年8月5日以来となる完投勝利。先発での通算150勝を達成するとともに、今季チーム初完投を記録し、同じくプロ18年目の北海道日本ハム先発・金子千尋投手との投げ合いを制した。打線では4番に座った島内選手が4月21日以来となる打点をマークした。
一方敗れた北海道日本ハムは、先発の金子千尋投手が5回74球6安打5奪三振4失点で今季初登板を白星で飾れず。打線はヌニエス選手に待望の来日初アーチが生まれるも、涌井投手の前に5安打1得点とつながりを欠いた。
123456789 計
楽 004000001 5
日 000000100 1
楽 ○涌井秀章
日 ●金子千尋-上原健太-古川侑利-望月大希
文・和田信
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