ドラ1ルーキー・隅田知一郎が初登板初白星。埼玉西武がベルーナドーム初勝利

パ・リーグ インサイト

2022.3.26(土) 16:49

プロ初勝利を挙げた隅田知一郎投手(左)と辻󠄀発彦監督(右)(C)パーソル パ・リーグTV
プロ初勝利を挙げた隅田知一郎投手(左)と辻󠄀発彦監督(右)(C)パーソル パ・リーグTV

 3月26日、ベルーナドームで行われた埼玉西武とオリックスの第2回戦は、5対0で埼玉西武が勝利した。

 埼玉西武の先発は、本日がプロ初登板となったドラフト1位ルーキーの隅田知一郎投手。初回は2番・宗佑磨選手を空振り三振に仕留めるなど、3者凡退に抑える素晴らしい立ち上がりを見せた。

 すると直後の1回裏、新人の頑張りに打線が応える。1番・鈴木将平選手が二塁打、2番・オグレディ選手が安打で出塁すると、4番・山川穂高選手が今季1号となる3ランを放ち、先制に成功。山川選手は「打った球はストレートです。手応えはありませんでした。外野の頭を超えたらいいかなぁ、くらいでした。ベル―ナドーム第1号嬉しいです!」と満面の笑みで振り返った。

 さらに4回裏、5番・森友哉選手が四球を選ぶと、6番・外崎修汰選手がフェンス直撃の二塁打で無死2、3塁とチャンスを広げる。すると7番・栗山巧選手の犠飛で1点を追加。隅田投手は2回以降、ランナーを背負いながらも無失点ピッチングを続け反撃を許さない。テンポの良い安定した投球で7回を投げ終え、後続にマウンドを託した。

 4点リードで迎えた8回裏、3番・中村剛也選手の安打で無死1塁とすると、4番・山川選手が適時二塁打で5点差に。最後は増田達至投手が9回表をしっかりと締めて、試合終了。

 勝利した埼玉西武は、隅田投手が7回98球1安打3四球5奪三振無失点の好投。2塁を踏ませない完璧なピッチングで初登板初勝利を飾った。山川選手も1号3ランを含め2安打4打点と大活躍し、チームもベルーナドーム初勝利となった。

 一方敗れたオリックスは、宮城投手が5回6安打1本塁打2四球4奪三振4失点と踏ん張り切れず。打線も1安打と沈黙し、連勝とはならなかった。

  123456789 計
オ 000000000 0
西 30010001X 5

オ ●宮城大弥-小木田敦也-ビドル-黒木優太
西 ○隅田知一郎-佐々木健-増田達至

文・北村彩実

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