3月9日、ナゴヤ球場で行われた中日とオリックスのオープン戦は、2対0でオリックスが勝利した。
オリックスの先発は、オープン戦初登板の東晃平投手。初回を3者凡退で立ち上がると、続く2回裏には連打で招いたピンチをダブルプレーで切り抜ける。3回裏、4回裏も走者を許しながらも、粘りの投球でしのぎ、4イニングを投げ切ったところでマウンドを降りた。
続く5回裏は、2番手・山崎福也投手が3者凡退で抑えると、直後の6回表に打線が奮起。1死から5番・来田涼斗選手の安打などでつくった1、2塁の好機で、7番・伏見寅威選手がセンターへの適時打を放ち、この回から登板した中日の2番手・佐藤優投手から先制点をもぎ取った。
リードを奪ったオリックスは6回裏、山崎福投手が1死1、2塁のピンチを招くも、この場面を無失点で切り抜ける。すると、直後の7回表には先頭の9番・大下誠一郎選手が中日の3番手・谷元圭介投手の代わり端を捉える一発を放ち、貴重な追加点を奪った。
山崎福投手は走者を許す場面がありながらも、7回裏、8回裏をそれぞれ無失点に抑えると、9回裏も続投。最後はA.マルティネス選手から空振り三振を奪い、2対0で試合終了。
勝利したオリックスは、先発の東投手が4回48球4安打2奪三振無失点で支配下昇格に向けてアピールに成功。2番手の山崎福投手も最後まで投げ抜き、5回63球2安打5奪三振1四球無失点の好投で完封リレーにつなげた。打線では、ドラフト4位ルーキーの渡部遼人選手がチーム唯一のマルチ安打となる2安打1盗塁の活躍を見せた。
123456789 計
オ 000001100 2
中 000000000 0
オ 東晃平-○山崎福也
中 岡野祐一郎-●佐藤優-谷元圭介-マルク-田島慎二
文・和田信
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