対外試合初登板の山本由伸は2回1失点。序盤から主導権を奪ったオリックスが快勝

パ・リーグ インサイト

2022.3.5(土) 17:07

オリックス・バファローズ 山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 山本由伸投手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月5日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAとオリックスのオープン戦は、12対1でオリックスが勝利した。

 オリックスの先発・山本由伸投手は立ち上がり、連打から無死1、3塁とすると、オースティン選手に適時打を浴びて先制点を奪われてしまう。それでも後続を切り、初回のピンチを1失点でしのぐ。

 先制を許したオリックス打線は直後の2回表、先頭の宗佑磨選手が二塁打で出塁すると、2者連続四球で満塁のチャンスをつくる。ここで9番・来田涼斗選手がライト前への適時打を放ち、同点に。なおも満塁から1番・渡部遼人選手が押し出し四球を選んで勝ち越すと、続く安達了一選手に走者一掃となる適時二塁打が生まれ、この回打者一巡の猛攻で5点を挙げた。

 援護をもらった山本投手は2回裏を3者凡退で打ち取り、この回限りで降板。3回裏は2番手・中川颯投手が2死から二塁打を浴びるも、4番・牧秀悟選手から空振り三振を奪ってピンチを切り抜ける。すると打線は直後の4回表、四球からつくった1死満塁のチャンスで杉本裕太郎選手の犠飛が生まれ、リードを5点に広げた。

 5回裏は3番手・齋藤綱記投手が走者を許しながらも無失点に抑えると、直後の6回表に打線が奮起。この回から登板の5番手・エスコバー投手を攻め立てると、杉本選手、太田椋選手、若月健矢選手にそれぞれ適時打が生まれ、得点を重ねていく。さらに後を受けた田中健二朗投手からは渡部選手がこの回4本目の適時打を放ち、スコアは12対1に。

 大量リードを奪ったオリックスは6回裏を張奕投手がピンチを背負いながら無失点に抑えると、7回裏からは阿部翔太投手、村西良太投手がそれぞれ1イニングを3人で切り抜ける。11点リードで迎えた9回裏はK-鈴木投手が締めて、12対1で試合終了。

 勝利したオリックスは対外試合初登板の山本投手が2回27球4安打1奪三振1失点の投球内容。地元での登板となった中川颯投手は2回無失点の好投を見せた。12安打12得点を挙げた打線では、福田周平選手が唯一のマルチ安打をマーク。1番に座った渡部選手は1安打2打点1盗塁の活躍で新人での開幕一軍入りに向けてアピールした。

  123456789 計
オ 050106000 12
デ 100000000 1

オ ○山本由伸-中川颯-齋藤綱記-張奕-阿部翔太-村西良太-K-鈴木
デ ●三浦銀二-池谷蒼大-中川虎大-伊勢大夢-エスコバー-田中健二朗-入江大生-三嶋一輝

文・和田信

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