12月2日、第50回 三井ゴールデン・グラブ賞が発表された。各ポジションの受賞選手とコメントは以下の通り。
投手:山本由伸投手(オリックス・バファローズ)
26試合 18勝 5敗 193.2回 206奪三振 防御率1.39 守備率1.000
山本由伸投手は今回が初受賞。チームを25年ぶりのリーグ優勝に導く投球を見せ、『最優秀防御率』、『最多勝』、『最多奪三振』、『最高勝率』の投手四冠に輝いた。
「自分も小学生の時から知っているような、みんなが憧れる賞に選んでいただき、とても光栄です。受賞できたということを一つの自信にして、これからもレベルアップしていけるように日々精進していきたいと思います」
捕手:甲斐拓也選手(福岡ソフトバンクホークス)
143試合 479打数 92安打 12本塁打 44打点 44四球 打率.227 出塁率.305 守備率.999
甲斐拓也選手は5年連続5度目の受賞。今季はキャリアハイとなる全143試合に出場して12本塁打を記録、捕手リーグトップの守備率.999を記録した。
一塁手:中村晃選手(福岡ソフトバンクホークス)
139試合 462打数 113安打 8本塁打 56打点 70四球 打率.245 出塁率.344 守備率.999
中村晃選手は2年連続2度目の受賞。今季は一塁手として122試合に出場、一塁手リーグトップとなる守備率.999を記録した。
二塁手:中村奨吾選手(千葉ロッテマリーンズ)
143試合 506打数 143安打 9本塁打 67打点 76四球 打率.283 出塁率.382 守備率.987
中村奨吾選手は3年ぶり2度目の受賞。今季は143試合に出場、キャプテンとして攻守でチームを引っ張った。
「前回、受賞させていただいた時からこの賞の事を毎年、意識してプレーをしていました。3年ぶりに受賞できて凄く嬉しいです。今年は森脇コーチにキャンプの時から一から熱心に指導をしていただき、そのおかげでレベルアップすることができました。アドバイスをいただいた皆さま、手伝ってくださったスタッフ、そして信頼しあいながらお互いカバーしながらプレーをさせてもらったチームメート。皆さまに感謝です。本当に一人でとれた賞ではありません。周りの皆さまに感謝しかありません。ありがとうございました」
三塁手:宗佑磨選手(オリックス・バファローズ)
139試合 543打数 131安打 9本塁打 42打点 33四球 打率.272 出塁率.335 守備率.977
宗佑磨選手は初受賞。今季は三塁手のレギュラーに定着し、打率.272、9本塁打と2番打者としてリーグ優勝に貢献した。
「歴史のある特別な賞に選んでいただき、大変光栄です。サードをするまでは全く想像もできませんでしたが、レギュラーとしてサードを守らせてもらっていましたし、取れたらいいなとは思っていました。しかしまさか自分が選ばれるとは最後の最後まで思っていなかったので、素直にうれしく思います。まだまだ実力不足だということを自分自身痛感していますので、また来年も取ることができるように守備を磨いていきたいと思います」
遊撃手:源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)
119試合 516打数 126安打 2本塁打 29打点 31四球 打率.272 出塁率.319 守備率.985
源田壮亮選手は4年連続4度目の受賞。今季はコロナウイルスの影響もあり119試合の出場に留まったが、自身初タイトルとなる『盗塁王』を獲得した。
「三井ゴールデン・グラブ賞は毎年意識しておりますので、ショートには他にもたくさん素晴らしい選手がいるなか今年も受賞できたことは大変光栄です。投票してくださった方々やご声援いただいたファンの皆さまに感謝いたします。この賞に恥じぬよう、さらに守備の精度を上げるべく日々練習に励んでいきたいと思います」
外野手:荻野貴司選手(千葉ロッテマリーンズ)
143試合 570打数 169安打 10本塁打 45打点 53四球 打率.296 出塁率.367 守備率1.000
荻野貴司選手は2年ぶり2度目の受賞。今季は自身初となる全143試合に出場、169安打24盗塁で『最多安打』、『盗塁王』の初タイトルを獲得した。
「2年前、受賞させていただいた時は全試合出場ではありませんでしたが、今年は全試合に出場してとれたことに充実感があります。一年間、怪我をすることなく試合に出続けた中でこういう賞をとれたことを本当に嬉しく思います。日ごろから練習を見てくれているコーチ、手伝ってくれるスタッフ、そして体のケアをしてくださった皆さまに感謝をして、受賞したことを報告したいです。今年の結果に満足せず、チームから信頼をしてもらえるような守備ができるように来年はもっともっと頑張りたいと思います。これからもそのために精進していきますのでよろしくお願いします」
外野手:辰己涼介選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
130試合 443打数 84安打 10本塁打 32打点 51四球 打率.225 出塁率.326 守備率.993
辰己涼介選手は初受賞。今季も持ち前の守備範囲の広さを生かして投手陣をバックアップ、打撃でも10本塁打を放ち、パンチ力を見せた。
「今回、目標の一つであったゴールデン・グラブ賞に選んでいただき、大変嬉しく思います。いつも応援していただき、大きな力をくださるファンの皆さん、また、日々支えてくださる、監督、コーチ、球団スタッフの皆さんには感謝しかありません。来シーズンも皆さんの期待に応え、感動を与えられるようなプレーができるよう、精進していきたいと思います」
外野手:柳田悠岐選手(福岡ソフトバンクホークス)
141試合 516打数 155安打 28本塁打 80打点 69四球 打率.300 出塁率.388 守備率.964
柳田悠岐選手は2年連続6度目の受賞。今季は2年連続で打率3割をマークすると、リーグ3位の28本塁打、リーグ2位の155安打をマーク。守備でも強肩を生かし、投手を援護した。
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