10月13日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と福岡ソフトバンクの第22回戦は、2対1で東北楽天がサヨナラ勝利を飾った。
東北楽天の先発・早川隆久投手は初回を3者凡退に打ち取ると、以降も走者を背負う場面がありながらも要所を締める投球で、6回まで福岡ソフトバンク打線をわずか3安打に抑え込む。しかし7回表、四球などで2死3塁のピンチを招くと、甲斐拓也選手の適時打で先制を許し、7回4安打1失点でマウンドを降りた。
早川投手の好投に応えたい打線だったが、相手先発・マルティネス投手の前に、初回から毎回走者を出しながらも、あと一本が出ず、苦しい展開が続く。しかし8回裏、四球や敵失などで1死満塁の好機を得ると、5番・鈴木大地選手の犠飛で試合を振り出しに戻す。
同点で迎えた9回表は、宋家豪投手が走者を背負いながらも無失点でつなぎ、サヨナラ勝利に望みをかける。最終9回裏は、鷹の守護神・森唯斗投手に対して、7番・渡邊佳明選手の安打や2四球などで1死満塁の好機を演出。ここで2番・岡島豪郎選手が初球をライトに打ち返し、3塁走者が生還。サヨナラ勝利を収めた。
勝利した東北楽天は、白星こそつかなかったものの、早川投手が7回4安打1失点と力投を披露。打線は、7回まで毎回走者を出しながらも、得点につなげることができずにいたが、8回裏、9回裏に奮起した。一方、敗れた福岡ソフトバンクは、マルティネス投手が7回106球4安打8奪三振無失点の好投も、守備の乱れもあり、リードを守りきることができなかった。
123456789 計
ソ 000000100 1
楽 000000011X 2
ソ マルティネス-嘉弥真新也-板東湧梧-●森唯斗
楽 早川隆久-西口直人-○宋家豪
文・後藤万結子
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