9月22日、メットライフドームで行われた埼玉西武と東北楽天の第19回戦は、4対2で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発は早川隆久投手。初回は3者凡退に抑えるものの、2回裏に中村剛也選手の13号ソロで先制を許す。しかし直後の3回表、鈴木大地選手が四球で出塁すると、浅村栄斗選手が14号2ランを放ち、逆転に成功した。
早川投手は3回裏、四球と安打で1死1、3塁のピンチを招くが、1塁走者・源田壮亮選手の盗塁を刺して2死3塁とすると、岸潤一郎選手を三ゴロに打ち取りピンチを脱出。その後も毎回のように走者を背負うが、粘りの投球でリードを守る。
すると6回表、打線がその粘りに応える。オコエ瑠偉選手が四球で出塁すると、太田光選手が犠打を決め、1死2塁のチャンス。ここで山崎剛選手が適時打を放ち、リードを2点に広げた。
早川投手は6回裏も続投するが、先頭の岸選手に8号ソロを浴びて再び1点差に詰め寄られる。さらに森友哉選手にヒットを許し、2死2塁としたところで降板。2番手の安樂智大投手は2四球を与え2死満塁とするが、呉念庭選手を捕邪飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。
8回表には先頭の代打・渡邊佳明選手が安打で出塁すると、すかさずオコエ選手が犠打を決めてチャンスメイク。太田光選手の中安打と山崎選手の四球で1死満塁とし、鈴木選手が左犠飛を放って再びリードを広げる。8回裏は酒居知史投手が無失点でつなぎ、9回裏は宋家豪投手がピンチを招くも無失点で締め、4対2で試合終了。
勝利した東北楽天は、早川投手が6回途中2失点の粘りの投球で試合を作り、球団左腕新人記録に並ぶ9勝目。山崎剛選手は2安打2盗塁の活躍で勝利に貢献した。一方敗れた埼玉西武は、先発の浜屋将太投手が4.2回3安打7四死球2失点で降板。打線もチャンスであと1本が出なかった。
123456789 計
楽 002001010 4
西 010001000 2
楽 ○早川隆久-安樂智大-森原康平-酒居知史-S宋家豪
西 ●浜屋将太-ギャレット-公文克彦-水上由伸-武隈祥太
文・森裕晃
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