8月28日、メットライフドームで行われた埼玉西武と北海道日本ハムの第13回戦は、8対8の引き分けに終わった。

　埼玉西武の先発・今井達也投手は立ち上がり、四球と安打で無死1、3塁のピンチを招くと、3番・野村佑希選手に適時二塁打を許し、先制点を与える。その後も制球定まらず、無死満塁から5番・王柏融選手に2点適時二塁打、6番・高濱祐仁選手に犠飛を浴び、この回4点を失った。

　さらに3回表、今井投手は王選手に7号ソロを右翼席へ運ばれると、2死2塁から8番・石井一成選手にも適時三塁打を許し2失点。5回表には高濱選手に7号ソロを浴び、5回7安打4四球4奪三振7失点でマウンドを降りた。

　7点を追う打線は5回裏、先頭の9番・愛斗選手が相手の失策で出塁すると、続く源田壮亮選手が右中間スタンドへ2号2ラン。さらに、栗山巧選手、中村剛也選手、外崎修汰選手の3連打で2点を奪い、3点差に詰め寄る。

　7回表には3番手の平井克典投手が1点を失い4点差となるも、直後の7回裏に打線が一気に反撃に出る。無死1塁の場面で外崎選手が左中間へ4号2ランを放つと、2死から岡田雅利選手が二塁打で出塁しチャンスメイク。続く愛斗選手、源田選手の連続適時打で2点を挙げ、同点に追い付いた。

　同点で迎えた9回裏には、1死から源田選手がライトへの安打で出塁するも、後続が打ち取られ、8対8で試合終了。埼玉西武は先発の今井投手が5回7失点と振るわなかったが、中盤に打線が奮起し、最大7点差を追い付いた。源田選手は4安打3打点1本塁打2盗塁の大活躍を見せた。一方の北海道日本ハムは、初回から4点を挙げるなど大量リードを奪っていたが、3番手の堀瑞輝投手が誤算だった。

　 １２３４５６７８９ 計
日 ４０２０１０１００ ８
西 ００００４０４００ ８

日 加藤貴之-井口和朋-堀瑞輝-杉浦稔大-B.ロドリゲス
西 今井達也-武隈祥太-平井克典-水上由伸-平良海馬

文・高橋優奈

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