7月11日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第14回戦は、7対4で福岡ソフトバンクが勝利。首位オリックス相手にカード勝ち越しとなった。
6月27日以来の登板となる先発・和田毅投手は、初回から3イニングを1安打無失点に抑える上々の立ち上がりを見せる。すると3回裏、打線は2死から2つの四球で1、2塁とすると、プロ初スタメンの野村大樹選手がプロ初打点となる適時打を放ち、幸先よく1点を先制する。
しかし直後の4回表、和田投手は1死から2者連続の四球を与えると、ジョーンズ選手、T-岡田選手の連続適時打で逆転を許し降板。和田投手は「調子は悪くなかったです。ただ結果的には、チームの足を引っ張る形になってしまった」と悔しさを口にした。しかし後を受けた尾形崇斗投手がその後のピンチを併殺で切り抜けると、4回裏に今宮健太選手の適時二塁打で試合は振り出しに。
尾形投手は5回表も3者凡退に抑えると、6回表は嘉弥真新也投手が登板、あっさり2死としたが、2死から登板した津森宥紀投手がジョーンズ選手に2号2ランを被弾。しかし6回裏、柳田悠岐選手が2試合連続の20号ソロを放つと、7回裏に三森大貴選手の適時二塁打で再び同点に追い付いた。
8回表はモイネロ投手が復帰2戦目のマウンドへ。安打と四球で1死満塁のピンチを招くが、ジョーンズ選手を遊飛、T-岡田選手を空振り三振に抑えて勝ち越しを許さない。直後の8回裏、柳田選手の2打席連続となるリーグ単独トップの21号ソロでついに勝ち越しに成功。さらに3連打で1死満塁とし、甲斐拓也選手のスクイズと敵失で2点を追加。リードを3点に広げた。
9回裏は、森唯斗投手不在の中守護神を務める岩嵜翔投手がマウンドへ。代打・モヤ選手から空振り三振を奪うなど3者凡退の完璧なピッチングで試合を締めくくった。勝利した福岡ソフトバンクは、終盤に得点を重ね逆転勝利。柳田選手は2打席連続本塁打、今宮選手も猛打賞の活躍を見せた。8回を投げたモイネロ投手が今季初勝利、岩嵜投手は3セーブ目を挙げた。敗れたオリックスは、中盤にリードを奪うも投手陣が粘りきれず。宮城投手の2桁勝利もお預けとなった。
123456789 計
オ 000202000 4
ソ 00110113X 7
オ 宮城大弥-●ヒギンス
ソ 和田毅-尾形崇斗-嘉弥真新也-津森宥紀-松本裕樹-○モイネロ-S岩嵜翔
文・波多野瞭平
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