福田周平がマルチ安打を含む5出塁も......先制を許したオリックスが中日に敗戦

パ・リーグ インサイト

2021.6.5(土) 17:36

オリックス・バファローズ 福田周平投手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 福田周平投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月5日、バンテリンドームで行われた中日とオリックスの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第2回戦は、3対6でオリックスが敗戦。
 
 オリックスの先発は田嶋大樹投手。初回に連打で無死1、3塁のピンチを招くと、福田永将選手の犠飛で1点を献上。続くビシエド選手には、レフトスタンドへの8号2ランを許し、いきなり3点を先制される立ち上がりとなった。2回裏、3回裏は無失点に抑え、立ち直ったかに見えたものの、4回裏には先頭の二塁打を皮切りに1死満塁とされると、堂上直倫選手の犠飛で1点を失い、4回6安打4失点でマウンドを降りた。

 初回からリードを許したオリックスは、序盤から四死球でチャンスをつくりながらも得点につなげられないイニングが続く。しかし5回表、代打・伏見寅威選手がチーム初安打となる右中間を破る二塁打で出塁。続く福田周平選手も安打でこれに続き、無死1、3塁にチャンスを拡大させると、内野ゴロの間に1点を返す。なおも1死2塁の好機で吉田正尚選手が適時打を放ち、点差を2点に縮める。

 追いすがるオリックスは5回裏から継投へ。漆原大晟投手が2イニングを完璧に抑え込むと、3番手・村西良太投手も無失点でつなぐ。すると打線は8回表、杉本裕太郎選手と宗佑磨選手の連打などでつくった1死2、3塁の場面から内野ゴロで1点を返す。

 1点差とした8回裏は比嘉幹貴投手が登板。しかし、先頭のビシエド選手にこの試合2本目となる9号ソロを被弾すると、続く高橋周平選手にも2号ソロを許し、点差を保つことができず。3点差で迎えた9回表は無得点に終わり、3対6で試合終了。

 オリックスは先発・田嶋投手は、4回6安打3四球4失点と振るわず、今季4敗目を喫した。打線では福田周平選手がマルチ安打を含む5出塁でリードオフマンとしての役割を果たすも、序盤のイニングに四死球で得た得点圏の好機を生かすことができなかった。

  123456789 計
オ 000020010 3
中 30010002X 6

オ ●田嶋大樹-漆原大晟-村西良太-比嘉幹貴-山田修義
中 梅津晃大-○山本拓実-橋本侑樹-藤嶋健人-祖父江大輔-福敬登-谷元圭介-S又吉克樹

文・和田信

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