5月30日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと中日の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、1対4で北海道日本ハムが敗戦した。

　北海道日本ハムの先発はアーリン投手。2回表、先頭の4番・ビシエド選手に二塁打を浴びると、2死3塁から7番・阿部寿樹選手に先制打を許す。4回表にはビシエド選手に一発を浴び、点差を2点に広げられる。

　一方の打線は4回裏、先頭の2番・高濱祐仁選手がチーム初安打となる二塁打で出塁し好機をつくると、1死2塁から4番・近藤健介選手が適時二塁打を放ち、1点差に詰め寄る。

　しかし直後の5回表、アーリン投手は9番・桂依央利選手の二塁打、続く大島洋平選手の犠打による1死3塁のピンチを背負ったところで降板。2番手の玉井大翔投手は2番・三ツ俣大樹選手に適時打を浴び、スコアは1対3に。さらに1死満塁とされ、この日誕生日を迎えた河野竜生投手が登板。ここは5番・高橋周平選手を併殺打に打ち取り、無失点でピンチを切り抜けた。

　7回表は宮西尚生投手、8回表は鈴木健矢投手が無失点でつなぎ、9回表は西村天裕投手がマウンドに上がる。1死から四球を与えると、一塁走者が盗塁。捕手の送球が悪送球となり、走者は三塁へ進む。さらにボークにより三塁走者が生還し、1点を失った。

　3点ビハインドの9回裏は、1死から5番・王柏融選手が安打で出塁するも、続く渡邉諒選手が併殺打に倒れ、1対4で試合終了した。北海道日本ハムの先発・アーリン投手は、5回途中6安打1本塁打1四球2奪三振3失点で無念の降板。高濱選手、近藤選手がともにマルチ安打を放つ活躍を見せるも、その後の打線がつながらず。中日に悔しい2連敗を喫し、カード負け越しとなった。

　 １２３４５６７８９ 計
中 ０１０１１０００１ ４
日 ０００１０００００ １

中 ○福谷浩司-祖父江大輔-福敬登-S又吉克樹
日 ●アーリン-玉井大翔-河野竜生-宮西尚生-鈴木健矢-西村天裕

文・高橋優奈

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