5月14日、タマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグ公式戦、福岡ソフトバンク対中日8回戦は7対5で福岡ソフトバンクが勝利した。

　福岡ソフトバンクの先発・高橋礼投手は苦しい立ち上がりとなった。初回、先頭打者に四球を許すと、続く2番・溝脇隼人選手の安打などで無死満塁のピンチ。4番・石川昂弥選手の内野ゴロの間に1点を献上、6番・三好大倫選手に適時打を浴びて、この回3点を失う。2回表にも2死1、2塁から適時打を許して0対5と点差を広げられ、結局4回5安打1奪三振3四球5失点でマウンドを降りた。

　追いつきたい福岡ソフトバンクは3回裏、3番・バレンティン選手の適時二塁打で1点を返す。5回裏にも高谷裕亮選手、三森大貴選手の連打と川瀬晃選手の犠打で1死2、3塁と絶好機。バレンティン選手の2打席連続適時打と4番・リチャード選手の内野ゴロの間にも1点を追加した。

　3対5のまま迎えた8回裏、中日の3番手・ロサリオ投手から増田珠選手が同点となる3号2ランを放ち、試合を振り出しに戻す。反撃は止まらず、2四球などで2死満塁とすると、川瀬選手が値千金の適時打を放ち、7対5と逆転に成功。最終回のマウンドには椎野新投手が上がり、2死1、3塁の場面をしのぎ切り試合終了。

　首位の中日相手に逆転勝ちした福岡ソフトバンクは20勝到達。先発の高橋礼投手が初回から制球が定まらず5失点する結果となったが、尾形崇斗投手、渡邉雄大投手、ロドリゲス投手が逆転劇を呼び込む好リリーフだった。

　 １２３４５６７８９ 計
中 ３２０００００００ ５
ソ ００１０２００４Ｘ ７

中 松葉貴大-佐藤優-●ロサリオ-三ツ間卓也
ソ 高橋礼-尾形崇斗-渡邉雄大-○ロドリゲス-S椎野新

文・鈴木優菜

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