5月4日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武と楽天のイースタン・リーグ公式戦、第5回戦は8対8で引き分けに終わった。
埼玉西武は1回裏、2死から3番・木村文紀選手が四球で出塁すると、4番・山川穂高選手が2試合連続となる2ランを放ち幸先よく先制する。
しかし、2点を追う楽天打線は4回表、1死から5番・横尾俊建選手が安打で出塁すると、6番・渡邊佳明選手が2ランを放ち同点に追い付く。さらに安打と四球で2死満塁のチャンスを作ると、2番・山崎剛選手の適時打で逆転。堀内謙伍選手と和田恋選手にも適時打が飛び出し、この回7得点を挙げ、楽天が試合の主導権を握った。
5点差のまま迎えた8回裏、埼玉西武はエラーと連続四球で無死満塁の好機を作ると、1番・西川愛也選手が押し出し四球を選び1点を返す。さらに続く途中出場の綱島龍生選手が2点適時打を放ち、7対5と追い上げを見せた。
9回表に楽天が山崎真彰選手の適時打で1点を追加し、5対8で迎えた9回裏。埼玉西武は先頭の山村崇嘉選手が二塁打で出塁すると、川野涼多選手の適時打で1点を返す。続く岸潤一郎選手が安打でつなぎ、無死2、3塁から西川選手の内野ゴロの間に1点差とする。さらに1死2塁から綱島選手が本日2本目となる適時打を放ち、ついに同点に追い付いた。
10回は両軍ともに得点できず、試合は引き分けに終わった。埼玉西武は先発した大曲錬投手が3.2回9安打4四球7失点と試合を作ることができなかったが、終盤の集中打で同点に追い付いた。一方の楽天は、先発した釜田佳直投手が7回3安打2失点と力投を見せるも、リリーフ陣がリードを守り切れず、手痛い引き分けとなった。
12345678910 計
楽 0007000010 8
西 2000000330 8
楽 釜田佳直-石田駿-鈴木翔天-高田萌生-渡邊佑樹-牧田和久
西 大曲錬-大窪士夢-吉川光夫-松岡洸希-田村伊知郎-榎田大樹
文・木村圭
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