4月29日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの第6回戦は、2対1で福岡ソフトバンクが勝利。連敗を「4」で止めた。
序盤は両先発の投げ合いが続いた。福岡ソフトバンクの先発・武田翔太投手は、力強い直球とカーブなどの変化球を制球よく投げ込み、北海道日本ハム打線を手玉に取る。一方、北海道日本ハムの先発・池田隆英投手は3回裏、4回裏と得点圏に走者を許しながらも、要所を締める投球を披露し、スコアボードには0が並んだ。
すると6回表、武田投手は2者連続三振を含む3者凡退で流れを作る。すると直後の6回裏、2番・中村晃選手の2号ソロが飛び出し、福岡ソフトバンクが先制点を手にした。
さらに7回裏には、6番・真砂勇介選手が左中間スタンドへ突き刺さる1号ソロを放ち、貴重な追加点を奪取。真砂選手は「いいスイングで捉えることが出来ました。まさか入るとは思いませんでしたが、追加点となる一本を打てて良かったです。今日は絶対に勝てるように、最後までチームの勝利に貢献したいです」と振り返った。
武田投手は7回無失点で先発投手の役割を全うすると、その後は継投策へ。8回表はモイネロ投手が無失点に抑えると、最終9回表は森唯斗投手が中田翔選手に3号ソロを浴び、1点差に詰め寄られるも、なんとか切り抜けて試合終了。福岡ソフトバンクが2対1で勝利した。
勝利した福岡ソフトバンクは先発・武田投手が7回89球4安打7奪三振無失点の快投で今季2勝目を挙げた。打線は、相手先発・池田投手の攻略に手を焼いたが、中村選手、真砂選手の一発攻勢で得点を挙げた。一方、敗れた北海道日本ハムは、先発・池田投手が7回96球5安打1奪三振1四球2失点の好投を披露。しかし打線が、最終9回表に中田選手の3号ソロで1点差に詰め寄るも、及ばなかった。なお、今季初出場の王柏融選手がマルチ安打を放っている。
123456789 計
日 000000001 1
ソ 00000110X 2
日 ●池田隆英-谷川昌希
ソ ○武田翔太-モイネロ-S森唯斗
文・岩井惇
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