岸孝之の完封で楽天が連敗ストップ。北海道日本ハムは清宮幸太郎の初安打が出るも…

パ・リーグ インサイト

2018.5.2(水) 21:23

東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)PLM

今日から札幌ドームで始まった北海道日本ハムと楽天の2連戦初戦。5月最初の試合を本拠地で迎える北海道日本ハムは、先発マウンドに上沢投手を送る。前回登板24日のオリックス戦では5回3失点の粘投で今季2勝目を挙げており、防御率も規定投球回未到達ながら1.69と安定した投球を披露している。今日も試合を作る投球でチームの勝利に貢献したい。

対する7連敗中の楽天は先発の柱・岸投手に連敗ストップを託した。10日以降白星から遠ざかっているが、3日に登板した北海道日本ハム戦では8回無失点の好投を披露しており、今日も好投が期待される。

試合は初回から動く。1回表、2死から3番・銀次選手が3塁線を破る三塁打を放ち、2死3塁の好機を作る。この場面で4番・ウィーラー選手が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、7連敗中の楽天が先制に成功した。

先制された北海道日本ハムは、2回裏2死、今日プロ初出場・初スタメン入りを果たした6番・清宮選手が注目のプロ初打席を迎える。7球団競合のドラフト1位ルーキーは、何と楽天・岸投手の145キロの直球を見事に捉え、センターフェンス直撃となる二塁打を放った。しかし、後続の7番・渡邉選手が見逃し三振に倒れ、無得点に終わる。

初回に1失点した北海道日本ハムの上沢投手だが、その後は安定した投球を披露。5回表には、安打と四球で2死1,2塁のピンチを背負うも、3番・銀次選手を119キロのカーブで一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

一方の岸投手は直球、変化球ともにコントロールよく投げ分け北海道日本ハム打線を翻弄。5回裏には、6番・清宮選手、7番・渡邉選手から連続三振を奪い、5回を無失点に抑える。

試合終盤に入っても岸投手の球威は衰えず、スコアボードに0を並べていく。上沢投手は7回1失点でマウンドを降り、0対1の1点ビハインド。何とか反撃したい北海道日本ハムだったが、岸投手を打ち崩すことができない。

楽天リードの1対0のまま、岸投手は最終回のマウンドへ。9回裏2死からアルシア選手にフェンス直撃の二塁打を浴びると、中田選手に四球を許し、2死1,2塁のピンチを背負う。しかし続く大田選手を中飛に打ち取り、試合終了。初回に奪った1点を守り切った楽天が1対0で完封勝利し、連敗を7でストップさせた。

手に汗握る投手戦を制した楽天は、先発の岸投手が9回131球、被安打3、奪三振10、与四球2、無失点の見事な投球で北海道日本ハム打線を封じ込め、移籍後初&2年ぶりとなる完封勝利を決めた。

一方、敗れた北海道日本ハムは、上沢投手が7回1失点と好投し、期待のルーキー・清宮選手にプロ初安打となる二塁打が飛び出したものの、最後まで岸投手を攻略できなかった。

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