辰己涼介が3安打3打点の活躍。楽天対福岡ソフトバンクは2試合連続の引き分けに

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2021.4.10(土) 18:23

東北楽天ゴールデンイーグルス・辰己涼介選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・辰己涼介選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月10日、楽天生命パークで行われた楽天と福岡ソフトバンクの第2回戦は、8対8で2試合連続の引き分けとなった。

 福岡ソフトバンクは初回、2死2、3塁と先制の好機を作ると、栗原陵矢選手、中村晃選手に適時打が生まれるなど、楽天の先発・弓削隼人投手の立ち上がりを攻めて、3点を先取。続く2回表にも内野ゴロの間に得点を挙げると、3回表には真砂勇介選手、甲斐拓也選手の適時打で3点を追加するなど7点のリードを奪い、序盤から試合の主導権を握る展開となった。

 7点差とされた3回裏、楽天は1死から辰己涼介選手にライトスタンドへの5号ソロが飛び出すと、続く4回裏にも小郷裕哉選手の2号ソロが生まれ、一発攻勢で反撃を開始。すると5回裏には、福岡ソフトバンクの先発・高橋礼投手を攻め立ててチャンスを作ると、辰己選手、島内宏明選手の適時打で2点差まで詰め寄った。

 楽天は4回表からは2番手・西口直人投手が好リリーフ。3回を投げて2安打4奪三振1四球無失点と試合を立て直した。すると6回裏、2つの四球などから作った満塁の場面から島内選手の犠飛で1点差とすると、浅村栄斗選手が福岡ソフトバンクの5番手・津森宥紀投手の代わり端を捉える2点適時打を放ち逆転に成功した。

 リードを許した福岡ソフトバンクは直後の7回表、2死2塁と一打同点のチャンスを作ると、この場面で代わった渡邊佑樹投手から中村晃選手が適時打を放ち、試合は振り出しに。その後は両リリーフ陣が踏ん張り、無失点に抑えて試合は同点のまま9回に突入。9回表は今季初の3連投となった松井裕樹投手が一打勝ち越しの場面を切り抜けると、9回裏はモイネロ投手が締めて試合終了。

 福岡ソフトバンクは先発の高橋投手が4.1回77球8安打5失点(自責点4)の内容。課題とされていた制球面については1四球にとどめた。投手陣では6回裏に3投手を注ぎ込む小刻みな継投を行うも、最大7点のリードを守り切れず。打線では中村晃選手、川島慶三選手が猛打賞の活躍。栗原選手、甲斐選手も2安打をマークした。

 楽天は辰己涼介選手が本塁打を含む3安打3打点の大活躍。浅村選手も一時逆転の適時打を放つなど、2安打2打点をマーク。打線が中盤から追い上げを見せた一方で、先発の弓削投手が3回67球8安打2奪三振2四球7失点と、序盤の失点が重くのしかかった。

  123456789 計
ソ 313000100 8
楽 001133000 8

ソ 高橋礼-泉圭輔-杉山一樹-嘉弥真新也-津森宥紀-岩嵜翔-モイネロ
楽 弓削隼人-西口直人-津留崎大成-渡邊佑樹-宋家豪-松井裕樹

文・和田信

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