アルバース投手が獅子打線封じ。山本由伸がプロ初セーブ

パ・リーグ インサイト

2018.5.1(火) 20:48

京セラドーム大阪で開催されたオリックス対埼玉西武の第4回戦。「KANSAI CLASSIC」と題して、オリックスは阪急ブレーブス、埼玉西武は復刻ユニホームを身にまとって激突する。

先制したのは阪急ことオリックス。1回裏、2死から3番・ロメロ選手への死球、4番・小谷野選手の安打、5番・マレーロ選手の四球で満塁とする。ここで6番・安達選手が積極的に初球打ち。埼玉西武・高木勇投手の高めに浮いた球を中堅へ打ち返した。これが走者一掃の適時二塁打となり、オリックスが3点を先取する。

援護をもらったオリックス先発・アルバース投手は、3回まで埼玉西武を秋山選手の2安打のみに抑え、上々の立ち上がり。

追加点が欲しいオリックスは4回裏、1死から7番・T-岡田選手の安打、8番・福田選手と1番・宗選手の四球で2死満塁の好機を呼び込むと、続く吉田正選手が押し出しの四球を選び、1点追加。高木勇投手をマウンドから引きずり下ろした。

4対0のオリックスリードで試合は中盤へ。反撃したい埼玉西武は5回表、先頭のメヒア選手が安打で出塁すると、アルバース投手のボークで無死2塁となり、続く木村選手の適時打で1点を返す。6回表には安打で出塁の源田選手が二盗を決めると、3番・浅村選手の適時打で2点目を追加した。

ところが、埼玉西武打線の前にアルバース投手が立ちはだかる。7回表、木村選手の安打などで1死1,2塁のピンチを招いた左腕だったが、左投手と相性の良い9番・金子侑選手を併殺打に。ピンチを脱したアルバース投手は雄たけびを上げた。

逃げ切りを図るオリックスは継投策に入る。8回表を黒木投手が無失点で抑えると、9回表は3連投中の守護神・増井投手に代わって山本投手が登板。4番・山川選手から始まる強力打線を危なげなく3者凡退で締めた。

試合は4対2で、阪急ユニホームをまとったオリックスが制した。先発・アルバース投手は7回2失点で3勝目、山本投手がプロ初セーブ。ルーキーの福田選手がプロ入り初のマルチ安打を放った。埼玉西武は高木勇投手が移籍後初黒星を喫している。

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