3月23日、ロッテ浦和球場で行われた千葉ロッテ対北海道日本ハムのイースタン・リーグ公式戦、第1回戦。同点で迎えた9回に両軍ともに3得点と譲らず、6対6の引き分けとなった。　

　北海道日本ハムは1回表、1番・五十幡亮汰選手の長打と敵失策で無死1、3塁の好機を得ると、3番・万波中正選手の犠飛で先制に成功する。千葉ロッテも1回裏、先頭・高部瑛斗選手が安打で出塁すると、1死3塁と好機を演出。3番・加藤翔平選手が左翼に飛び込む逆転2ランを放ち、すぐさまリードを奪い返した。

　千葉ロッテの先発は小島和哉投手。初回に1点を失うも、5回表には3者連続三振を奪うなど5回まで北海道日本ハム打線を2安打に抑える。6回表には、2死から今試合初の連打を許して得点圏に走者を背負うが、高濱祐仁選手を打ち取りピンチを脱する。最終的に6.2回を投げ、5安打2失点でマウンドを降りた。

　対する北海道日本ハムの先発は、河野竜生投手。1点リードの初回に逆転2ランを浴びるが、それ以降は緩急を生かした投球で千葉ロッテ打線を打ち取っていく。4回裏には安打と四球で2死1、2塁のピンチを招くが、続くサントス選手を打ち取り、4回2失点で降板した。

　千葉ロッテは6回裏、2死1、3塁の好機で佐藤都志也選手が適時打を放ち、リードを2点に広げる。しかし、北海道日本ハムも7回表は難波侑平選手、8回表は高濱選手にそれぞれ適時打が生まれ、3対3の同点に。最終回の攻防へと突入した。

　9回表、北海道日本ハムは2死1、2塁の好機を作ると、万波選手が右翼への3ランを放ち勝ち越しに成功。千葉ロッテも意地を見せて9回裏、無死満塁の好機で高部選手の適時打、三木亮選手の併殺打で2点を挙げる。すると、続く加藤選手が適時打を放ち、再び同点に追い付いた。試合は延長戦に入ったが、決着つかず6対6の引き分けで試合終了。

　千葉ロッテは、先発・小島投手が7回途中2失点の好投。打線は1番・高部選手が猛打賞の活躍を見せ、3番・加藤選手も2安打3打点をマークした。一方の北海道日本ハムは、万波選手が2安打1本塁打4打点の活躍で気を吐いた。河野投手の後を受けた福田俊投手も、1イニングを3人で抑える好投でアピールした。

　 １２３４５６７８９10 計
日 １０００００１１３０ ６
ロ ２００００１００３０ ６

日 河野竜生-福田俊-堀瑞輝-長谷川凌汰-公文克彦-柿木蓮-高山優希
ロ 小島和哉-成田翔-石川歩-永野将司-東條大樹

文・岡絃哉

◇ファームの中継を観るならパーソル パ・リーグTV。6球団の本拠地主催試合を放送中！
https://tv.pacificleague.jp/page/smp/service/

関連リンク

・【ファーム】3/23 ライオンズ対ジャイアンツ結果
・【ファーム】3/23 ホークス対バファローズ結果