3月3日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと中日のオープン戦は、4対1で福岡ソフトバンクが勝利。一発攻勢で得点を挙げると、4投手によるリレーでリードを守り抜き、2連勝となった。
福岡ソフトバンクの先発は2年ぶりの開幕ローテーションを狙う武田翔太投手。序盤からストレートと生命線であるカーブのコンビネーションがさえわたり、初回、2回表とそれぞれ3者凡退に抑える完璧な立ち上がりを見せる。すると2回裏、打線は中日の先発・勝野昌慶投手から上林誠知選手が2ランを放ち、先制に成功。さらに3回裏には今宮健太選手にもホームランが生まれ1点を追加し、前日に続いて福岡ソフトバンクが試合の主導権を握る展開となった。
頼もしい援護をもらった武田投手は3回表に自身の悪送球などから2死2、3塁のピンチを迎えるも、最後は京田陽太選手を打ち取って得点を許さず。続く4回表は平田良介選手からカーブで三振を奪うなど3者凡退と立ち直り、この回限りでマウンドを降りた。2番手には二保旭投手がマウンドへ。6回表には阿部寿樹選手に適時打を許すなど、毎回走者を背負う投球が続き、3回を投げて56球3安打1奪三振2四球1失点と今後に課題が残る内容となった。
終盤の8回表には大関友久投手が登板し、先頭の桂依央利選手、根尾昂選手から連続三振を奪い、1イニングを無失点に抑える好投を披露。育成2年目の若手左腕が支配下昇格に向けて見事アピールに成功した。
3回裏から得点が奪えなかった福岡ソフトバンク打線は8回裏、先頭の真砂勇介選手が中日の4番手・橋本侑樹投手の代わり端を捉えるソロホームランを放ち、貴重な追加点を挙げた。9回表は泉圭輔投手が締めて4対1で試合終了。
福岡ソフトバンクが最後までリードを守り抜いた。先制弾の上林選手は前日の3安打に続く活躍。今宮選手は復帰2戦目での一発となった。また、先発の武田投手は予定の4回を投げて、50球1安打4奪三振無失点と上々の内容。開幕ローテーションに前進する結果を残した。
123456789 計
中 000001000 1
ソ 02100001X 4
中 ●勝野昌慶-岡野祐一郎-又吉克樹-橋本侑樹-鈴木博志
ソ ○武田翔太-二保旭-大関友久-S泉圭輔
文・和田信
関連リンク
記事提供: