真砂勇介(まさご・ゆうすけ)/外野手
#64/1994年5月4日生まれ
185cm・87kg/右投右打
京都・西城陽高校から2012年ドラフト4位で入団。高校時代は甲子園経験こそないものの、広角に強い打球を打てる長打力と強肩、俊足が持ち味で、走攻守そろった外野手として豊かな将来性を評価されていた。
真砂選手が一躍注目されることになったのが、4年目の2016年。二軍のウエスタン・リーグではじめて規定打席に到達すると、90試合で打率.295、7本塁打44打点18盗塁をマークした。オフには23歳以下の日本代表に選出され「第1回 WBSC U-23ワールドカップ」に出場。4番打者として世界一に貢献し、大会MVP・ベストナイン(外野手)を受賞した。
「ブレイク候補」として大きな期待を受けた5年目の2017年は、8月3日にプロ初安打を初本塁打で飾るも、その後は思うようなバッティングができず、一軍出場はわずか9試合。二軍でも打率.216と苦しんだ。続く2018年、2019年も一軍出場はそれぞれ1試合と12試合にとどまり、そのポテンシャルは開花する時を待ち続けた。
迎えた8年目の昨季、8月下旬に一軍登録されると、主に試合終盤の代走・守備固め要員として50試合に出場した。打撃でも、41打席と少ないチャンスながらも打率.314をマーク。10月18日には、自身3年ぶりとなる本塁打を放つなど、11安打のうち長打が4本と長打力の片りんも見せた。その潜在能力が開花した時、応援歌にも記された「三冠王」の夢は、現実のものになるかもしれない。
【2020年一軍成績】
50試合 41打席11安打1本塁打6打点 打率.314 出塁率.415 OPS.929
文・岩井惇
真砂選手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事
・周東佑京ら若鷹が日本一のピースに。役者揃いの強力打線【福岡ソフトバンクホークス2020:野手編】
2020年のホークスを振り返るシーズンレビュー。真砂選手についても、チャンスをつかんだ若手として記載がある。
・代打・明石健志が値千金の勝ち越し打。周東佑京も4安打3盗塁で鷹が8連勝
2020年10月18日、真砂選手が3年ぶりの一発を放った際の戦評記事である。
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