実戦復帰の今宮健太がいきなりマルチ「さすがですね」
■福岡ソフトバンク 14-2 中日(オープン戦・2日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクは2日、本拠地PayPayドームに中日を迎え、今季のオープン戦初戦に挑んだ。打っては13安打14得点、投げては被安打3の2失点で快勝。先発・笠谷俊介投手と2番手・杉山一樹投手の好投も光り、試合後の工藤公康監督は上機嫌で報道陣に対応した。
中日投手陣の乱調もあったが、本拠地での初戦に快勝。まずは開幕ローテ入りを目指す2投手の快投が目を引いた。先発の笠谷は4回を1四球の無失点、2番手の杉山は3回を被安打1の無失点に抑えた。
工藤監督は2投手について「笠谷君はストレートも変化球も良かった。自分で練習しているチェンジアップも途中から投げていたし、いい感じだったんじゃないかな。(杉山は)本人の中でもフォームや感覚がぶれることなく、収穫のある3イニングだったと思う」と話した。
また、スタメン出場でマルチ安打の今宮健太内野手には「さすがですね」と称賛しながら「もともと動き出しに不安があったということで、動くこと自体は問題ない。ただ今日からスパイクで人工芝ですから、明日どうなのかというところですね」と、ふくらはぎの状態を気遣った。
8回には2年目の海野隆司捕手がオープン戦チーム1号となる2ラン。「すごかったですね。いい音がしたな~。松田君が『これ、暫定球。あとから拾いにいってやるわ』っていいながらボールあげてましたけど」とベンチでユニークなやり取りがあったことを明かした。
最後まで無観客だったキャンプを終え、この日がファンの前での今季初めての試合。「ファンの前でできたのが何より。選手たちはファンの皆さんに見ていただくことが力になるんだなと改めて感じました」と、詰めかけたファンに感謝していた。
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