11月9日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第24回戦は、6対2で福岡ソフトバンクが勝利。埼玉西武との対戦成績を13勝10敗1分とし、今季最終戦を白星で飾った。
福岡ソフトバンクの先発はムーア投手。2回表に呉念庭選手の適時打で先制を許すも、以降は踏ん張り3回1失点の内容で調整登板を終える。自身の登板を「調整登板という形になりましたが、感覚としては非常に良かったです。日本に来て1年目でパーソル CS パという舞台に立てるチャンスがあることを非常にうれしく思います」と振り返った。
打線は3回裏、松田宣浩選手の13号ソロで追いつくと、1死から周東佑京選手が出塁。すかさず盗塁を決め、チームとしては2011年本多雄一氏以来の50盗塁をマークした。すると2死から柳田悠岐選手に29号2ランが飛び出し、3対1と勝ち越しに成功する。
4回裏には、2死満塁から周東選手の内野安打の間に2者が生還するなど、5対1とリードを広げた福岡ソフトバンク。4回表からマウンドに上がった石川柊太投手は、3イニングを2安打無失点に抑える好投を見せた。
今試合では、7回表から栗原陵矢選手が久しぶりに捕手のポジションにつくなど、ポストシーズンを見据えた起用も。福岡ソフトバンクは7回裏にも1点を追加すると、その後は救援陣がリードを保ち、最後は森唯斗投手が締めて、6対2で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、石川投手がハーラートップに並ぶ11勝目。最高勝率の座も獲得し、投手2冠を手にすることになった。また、周東選手が育成選手として初の50盗塁をマークし、最多盗塁が確定した。
一方の敗れた埼玉西武だが、先発の高橋光成投手が2回無失点で自身初の規定投球回に到達。「今年はどんな球種でもストライクを取れるようになった。カットボールも投げるようになり投球の幅が広がった」と自身の成長を語り、「規定投球回への到達は素直にうれしい」とコメントした。
123456789 計
西 010000010 2
ソ 00320010X 6
西 高橋光成-●齊藤大将-田村伊知郎-伊藤翔
ソ ムーア-○石川柊太-高橋礼-岩嵜翔-森唯斗
文・岩井惇
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