オリックス山崎勝己が引退会見で号泣 親友の巨人中島と共にプレーし「奇跡、運命」

Full-Count 橋本健吾

2020.11.6(金) 16:29

引退会見に臨んだオリックス・山崎勝己※写真提供:Full-Count(写真:球団提供)
引退会見に臨んだオリックス・山崎勝己※写真提供:Full-Count(写真:球団提供)

巨人中島にはエール「1年でも長くやってもらいたい」

 オリックスの山崎勝己捕手が6日、京セラドームで引退会見を行った。プロ20年を過ごした最後の福岡ダイエー捕手は「すっきりした。本当に練習、試合と一生懸命やっていたがその準備をもうしなくていい。その気持ちが一番強い」と語った。

 スーツ姿で会見場に現れた山崎勝は「今シーズンをもって現役を引退することになりました。プロ野球生活のスタートに立たせていただいた福岡ダイエーホークス、日本一の経験をさせていただいた福岡ソフトバンクホークス、この年まで選手として在籍していただき、たくさんの思い出、経験をさせてもらったオリックス、たくさんのファンの方々ありがとうございました」と感謝の言葉を送った。

 引退を決断した理由は「すっきりした。本当に練習、試合と一生懸命やっていたがその準備をもうしなくていい。その気持ちが一番強い。何も貢献できない、戦力になってない。もういいんじゃないかと」と説明。

 一番の思い出は小学時代からの同級生でオリックスで一緒にプレーした中島裕之(巨人)の名前を挙げ号泣。「連絡を入れて、残念がっていましたが…。ちょっと待ってくださいね」と再び涙。「僕が決めたことなので、お疲れ様と言ってもらいました。幼馴染で幼稚園から一緒で今でも友達。同じチームでやれたのは奇跡、運命」と語った。巨人で復活を遂げた中島に向けては「ずっと一緒にやっていたので1年でも長くやってもらいたい」とエールを送った。

 山崎勝は2000年のドラフト会議で4位指名を受け福岡ダイエー(現福岡ソフトバンク)に入団。13年オフにFA宣言し地元・関西のオリックスに移籍。主に第2捕手、抑え捕手として投手陣を牽引しここまで通算942試合に出場し1529打数300安打の打率.196、4本塁打、112打点の成績を残した。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

記事提供:Full-Count

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